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4G移動通信のLTE、ワイブロより速いが地域は制限的

4G移動通信のLTE、ワイブロより速いが地域は制限的

Posted October. 08, 2011 03:28,   

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10月現在、国内で4世代(4G)移動通信技術を利用する方法は2つだ。SKテレコムとLGユープラスのロング・ターム・エボリューション(LTE)スマートホンを使うか、KTが提供するワイブロスマートホンを使用すればいい。KTは早ければ、来月LTEサービスを開始する予定だ。

これまでLTEとワイブロは両方とも4Gサービスであるため、速度の違いがあまりないとされてきた。特に、まだワイブロだけ提供しているKTは、「2つのサービスが肌で感じる速度の面であまり違いがない」と広報してきた。

しかし、本紙の取材チームが実際測定してみた結果、LTEがワイブロに比べて3倍ぐらい速度が速いことが分かった。

5日午後8時半、ソウル江南駅近くで2台のスマートホンでLTEとワイブロの速度を測定してみた。LTEはSKテレコムの「ギャラクシー2LTE」で、ワイブロはKTの「HTCイボ(EVO)4G+」を利用して映画をダウンロードした。同一機種の端末機でテストするのが正確だが、LTEとワイブロを同時に支援する機種がなくて、それぞれの技術を支援するスマートホンの中で最新モデルを使った。

結果はLTEの圧勝だった。LTEは1.4GB(ギガバイト)大の中国映画「葉問前傳」をダウンロードするのにちょうど10分がかかった。反面、ワイブロは27分44秒がかかった。ワイブロがLTEに比べて時間が2.7倍さらにかかった。

インターネット速度測定アプリケーション(アップ)の「ベンチビー」を利用して速度を測定してもLTEが速かった。LTEは秒当り23.12Mb(メガビット)、ワイブロは秒当り7.57Mbの速度が出た。LTEがワイブロより約3倍速かった。

住宅街のソウル永登浦区文来(ヨンドゥンポグ・ムンレ)駅近くへ場所を移してテストを続けた。時間は午前1時だった。同じ端末機で同じ映画をダウンロードするのにLTEは9分10秒がかかった反面、ワイブロは27分12秒がかかった。場所と時間帯が変わっても、LTEの速度が速かった。ベンチビーを使って速度を測定した時もLTEは秒当り27.28Mb、ワイブロは秒当り7.54Mbだった。

KTの関係者は、「インターネットの速度は同じ基地局に集まる『同時接続者』の数によって変化する。ワイブロの使用者がLTEよりずっと多いため、速度が遅くなるのは当たり前だ」と話した。現在、ワイブロサービスの加入者は約65万人に達する。反面、LTEを利用した携帯電話サービスは先月28日に始まって、まだ加入者が1万人に及ばない。

SKテレコムの関係者は、「06年に常用化したワイブロに比べてLTEがより最新の技術規格を適用し、周波数の帯域幅もワイブロより2倍広くて、速度が速い」と説明した。

LTEの速度が速いと言っても、まだ一部地域に限ってサービスが利用できる。SKテレコムはソウルだけで利用でき、LGユープラスはソウルの他に、釜山(プサン)や光州(クァンジュ)の一部地域だけで使える。SKテレコムは、全国網が構築されるのは2年後の13年と見ている。LGユープラスは来年をめどに取り組んでいる。これに比べて、ワイブロは今年3月全国網が構築されて済州島(チェジュド)でも使える。

移動通信業界の関係者は、「LTEは速度が速いが使用可能な地域が限られており、ワイブロは速度がやや遅いが全国で使える」とし、「自分の状況に合わせてサービスを選ぶしかない」と話した。