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「EU第3位」イタリア国債が3段階格下げ、韓国を下回る

「EU第3位」イタリア国債が3段階格下げ、韓国を下回る

Posted October. 06, 2011 08:24,   

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国際格付け会社、ムーディーズは4日、ユーロ地域の経済規模3位のイタリア国債の格付けを、「Aa2」から「A2」へと一気に3段階も下げた。今後の見通しも「弱含」を保ち、さらに格付けが下がる可能性のあることも示唆した。イタリア国債が格下げされたのは、20年ぶりのことであり、韓国(A1)よりも1段階低い。

ムーディーズは、「ユーロ圏諸国の財政危機により金融環境が悪化し、イタリアの長期資金調達の危険性が増した」とその背景を説明した。ユーロ圏が、ギリシャのデフォルト(債務不履行)を食い止めようと苦心している中イタリアへと飛び火し、ユーロ圏のほかの国々の相次ぐ格下げの懸念も持ち上がっている。

著名な経済予測家であるスティーブン・ローチ・モルガンスタンレーアジア会長は、米国をはじめ先進諸国の経済圏は、1年以内に低迷状態に陥るだろうと予測したと、ロイター通信が4日報じた。ローチ会長は、米経済はほとんど成長できていない上、欧州では、フランスやドイツがすでに低迷に陥っているほかのユーロ圏のメンバー国のように、マイナス成長の列に加わるものと見られると予測した。

米紙ニューヨークタイムズは4日付で、ドイツの大手銀行であるコメルツ銀行の今年の収益率が下落するだろうと予測した。また、ドイツとフランスとの合弁投資銀行であるデルシアが、欧州財政危機後、ユーロ圏銀行としては初めて救済金融を受けたことを取り上げ、欧州発経済危機が拡大する可能性について取り上げた。同紙によると、多くのエコノミストは、ユーロ圏経済が本質的に成長率「ゼロ(0)」へと減速し、少なくとも来年春までは低迷で苦しむだろう予測しているという。



taylor55@donga.com