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LG商社、中国内モンゴルで有煙炭の生産開始

LG商社、中国内モンゴルで有煙炭の生産開始

Posted September. 27, 2011 08:41,   

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LG商社が、世界最大の石炭生産・消費国である中国市場への進出に向けた橋頭堡を確保した。

LG商社は26日、国内企業で初めて中国で持分を確保した内モンゴル自治区の湾图沟鉱山(炭鉱)が本格的な商業生産に入ったことを明らかにした。LG商社は同日、湾图沟鉱山(炭鉱)で、河英鳳(ハ・ヨンボン)社長と中国のボウィアン・グループ最高経営陣が参加し、鉱山(炭鉱)の商業生産を開始する記念行事を行った。

湾图沟鉱山(炭鉱)は、内モンゴル自治区爾多斯市の南方60キロメートルの地点にある。全体面積が21.84平方キロメートルで、ソウル汝矣島(ヨイド)の2.6倍にのぼる湾图沟鉱山(炭鉱)は、採掘可能な埋蔵量が1億8000万トンに達する。これは、昨年韓国が輸入した有煙炭1億トンの1.8倍にのぼる規模だ。

LG商社は08年、ボウィアン・グループから30%の持分を取得し、湾图沟鉱山(炭鉱)の開発段階から事業に参加し、昨年、試験生産を開始した。LG商社はまず、今年は年間500万トン規模で商業生産を開始し、段階的に生産量を年間1000万トン水準に増やす計画だ。埋蔵量を考慮すると、湾图沟鉱山(炭鉱)は30年以上採掘できるとLG商社は期待している。また、近隣の大型鉱区を確保する案も推進している。

湾图沟鉱山(炭鉱)の商業生産は、LG商社としては中国市場の進出に向けた土台づくりという点で、大きな意味がある。中国は昨年1年間、石炭32億トンを生産し、33億トンを消費した世界最大の石炭市場だ。これは、世界の石炭生産・消費量の40%を上回る規模だ。

LG商社が、総合商社の伝統的領域である仲介者の役割を越え、本格的に石炭採鉱事業に参加したのは00年代中盤からだ。国内での競争が激しくなり、生産者と需要者の直接取り引きが増えたことで立場が弱まったため、「探査—開発—生産—運営—販売—物流」に至る全過程に直接携わることにしたのだ。

07年に、年間生産量300万トン規模のインドネシアMPP炭鉱の持分100%を取得するなど攻撃的な投資に出た結果、現在、LG商社が持分を確保した炭鉱は、中国の湾图沟鉱山を含め、オーストラリア、カナダ、インドネシアの4ヵ国5ヵ所にのぼる。このうち、08年に20%の持分を取得し、探査作業を始めているカナダのレイブン炭鉱を除く残り4ヵ所は、すでに商業生産している。LG商社は、この鉱山(炭鉱)で生産する物量を含め、現在、年間約1000万トンの石炭を取り扱い、この分野で国内総合商社1位を占めている。



dawn@donga.com