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「海外同胞スパイ事件」34年ぶりに無罪

「海外同胞スパイ事件」34年ぶりに無罪

Posted September. 24, 2011 03:04,   

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ソウル高裁刑事8部(部長判事=ファン・ハンシク)は23日、「在日同胞留学生スパイ事件」に巻き込まれて収監生活をしたキム・ジョンサさん(56)とユ・ソンサムさん(57)が請求した国家保安法違反事件の再審で、「金さんらが捜査機関で作成した審問調書や供述書は、令状無しの拘束と拷問によって行われたことで、証拠にならない」とし、34年ぶりに無罪を言い渡した。1977年、在日同胞出身でソウルで留学していたキムさんとユさんは前方見学の際に探知した国家機密を北朝鮮の指令を受けた在日韓国民主回復統一促進国民会議(韓民統)所属の工作員に伝えた疑いで起訴され、それぞれ懲役10年と懲役3年6ヵ月を言い渡され、1979年8月、刑執行停止で釈放されるまで服役した。