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非核化の事前措置など協議へ、天安艦や延坪島問題は棚上げ

非核化の事前措置など協議へ、天安艦や延坪島問題は棚上げ

Posted September. 19, 2011 08:16,   

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21日、中国・北京で開かれる2回目の南北非核化会談では、南北間で激しい神経戦が繰り広げられるものとみえる。米朝対話の隅で脇役でいるわけにはいかない韓国と、本格的な非核化問題は米国と議論するとしている北朝鮮が向き合うからだ。

今会談の結果は、10月半ばに行われる韓米首脳会談の議題にも反映される予定であり、今年後半の李明博(イ・ミョンバク)政府の対北朝鮮政策の変化を占う試金石になりそうだ。韓国政府は、会談の性格上、今回は哨戒艦「天安(チョンアン)」と延坪島(ヨンピョンド)問題は提起しない考えだ。

政府当局者は18日、「今回の会談では、すでに提起されている非核化の事前措置をはじめ、非核化の全般的な問題を扱う予定だ」と明らかにした。このため、韓米両国が要求してきた△核計画の停止、△査察団の復帰、△無能力化措置の原状復旧などが会談のテーブルにのぼる予定だ。政府当局者は、「韓米が要求する事前措置は、すでに北朝鮮が約束したにもかかわらず履行しなかったことであり、これに対する補償は不可能だ」と言明した。

特に今回の南北会談は、05年の6者協議9・19共同声明の発表6年目に合わせて行われるため、共同声明履行の問題をめぐり両者が対立するものと予想される。韓国は、9・19共同声明で、北朝鮮が「すべての核兵器と現存する核計画を放棄する」と約束したため、放棄の対象には当然、濃縮ウラン計画(UEP)が含まれると強調している。一方、北朝鮮は、UEPは9・19共同声明にも言及された「平和的核利用の権利」だと主張する。

政府は、7月の1回目の会談で見解の違いを確認しただけで2時間で会談を終え、4日後に米朝対話が行われた事態が繰り返される可能性にプレッシャーを感じている。ただ、政府当局者は「会談の結果を米国と緊密に評価し、次のモードを決定する」と強調した。現在、米朝の追加接触の日程は確定していない。

別の当局者は、「非核化会談であるため、天安艦や延坪島事件などの南北間の問題は取り上げない考えだ」とし、「ただ、北朝鮮が先に立場を示す場合、取り上げる用意がある」と述べた。



shcho@donga.com