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ホームランを打たない李大浩、さらに恐ろしい打者になった

ホームランを打たない李大浩、さらに恐ろしい打者になった

Posted September. 16, 2011 08:25,   

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ロッテの巨砲、李大浩(イ・デホ、写真)は相手の投手にとって、恐怖の対象だ。いつでもホームランが打てるホームラン打者であるためだ。そのような李大浩がここへ来て、激しいホームラン不振に陥っている。6月まで19ホームランを打ってホームラントップをキープしていたが、7月には3本しか打てなかった。8月には1本に止まり、9月に入っては14日現在、ホームランがない。そうしている間、三星の崔炯宇(チェ・ヒョンウ)が恐ろしい勢いで追いつき、ついに27本目のホームランを打ち、4本差でリードされてしまった。残余試合があまり残っていないため、覆しが容易でない状況だ。

しかし、ホームランを打たない李大浩はさらに恐ろしい打者になった。9月に入って行われた10試合の全試合で李大浩は安打を打った。37度打席に立って、16安打を打つ間、三振は2つしかない。打点は11個もあげた。ホームランは打てなくても、4番打者としては遜色のない成績だ。

14日、大邱(テグ)球場で開かれた三星(サムソン)との試合で李大浩は、7回無死2塁の場面で、左翼線上の2塁打でさらに1打点をゲットして、シーズン100打点を達成した。09年100打点、昨年133打点に続き、3年連続三桁の打点だ。プロ野球で、3年連続100打点以上を記録したのは、三星の李承鎏(イ・スンヨプ、現オリックス、1997〜1999年)、斗山(トゥサン)のタイロン・ウッズ(元中日、1998〜2001、4年)に続き歴代3番目だ。

李大浩は、「今の自分のスウィングではホームランは打ち難い。それを知っているため」と話した。李大浩は、慢性的な右足首の負傷に、走塁プレー途中に負った左ひざの負傷まで抱えてプレーしている。長打を放つためには欠かせない下半身の移動が円滑でない。わざわざ無理してホームランスウィングをすると、何本かのホームランは打てるだろうが、簡潔に安打を打つ方を選んだ。なかなかの選球眼とコンタクト能力を持っているため、短いスウィングで安打を量産しているのだ。

彼は、「昨年ホームラン王を含めて打撃7冠したのだから、タイトルへの欲はない。崔炯宇に『ホームラン王にはお前がなれ』と言った。チームのために、打点をあげることが私にできる最善のプレーだ」と話した。タイトル欲を捨てたと言ったが、彼は相変わらず打点と打率(3割5分5厘)、安打(157本)の3部門でトップをマークしている。