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韓国新記録でも予選敗退、世界の壁の高さを実感

韓国新記録でも予選敗退、世界の壁の高さを実感

Posted September. 05, 2011 08:21,   

한국어

力不足だった。韓国陸上はまだまだ世界のレベルにはるかに届かなかった。韓国記録を立てても予選さえパスできないほど、世界のハードルは高かった。韓国は1995年、ヨーテボリ大会を開催したスウェーデンと01年エドモントン大会のカナダに次いで、メダルを獲得できなかった3番目の開催国という不名誉な称号を受けることになった。

●高望みの夢「10—10プロジェクト」

大韓陸上競技連盟は大会を控えて、「10—10プロジェクト」を発表した。10種目の中で10人の決選進出者かトップ10入りの選手を誕生させるということだった。07年3月、ケニア・モンバサで大邱(テグ)大会招致に成功した韓国は、09年ベルリン大会の時は、入賞ポイントが与えられる8位内に1人も入れなかった。10—10プロジェクトは、国内開催を控えて、足元に火が付いた韓国陸上界が打ち出した野心的な目標だった。

しかし、大会が開催されてから、10—10プロジェクトは目標というより希望に近かった。韓国は男子20キロ競歩で6位をしたキム・ヒョンソプ(三星電子)と男子50キロ競歩で韓国記録で7位につけたパク・チルソン(国軍体育部隊)が10位内に入ったのが全てだ。世界レベルとの格差が相対的に少なくて、メダルに最も近接していると評価されていた男子マラソンでも出場選手5人がみんな20位内に入れず、「マラソンは韓国陸上の希望」という話が恥ずかしくなった。

韓国は昨年、キム・グクヨン(安養市庁)が男子100メートルで31年ぶりに韓国記録を破ったり、広州アジア大会陸上で金4個、銀3個、銅メダル3個を取ったりもしたが、世界選手権はアジア舞台とは下駄違いだった。男子1600メートルリレー代表チームは韓国記録を、女子棒高跳びのチェ・ユンヒ(SH公社)は、韓国タイ記録を立てたが、予選パスにも及ばなかった。

●有望株の育成が課題

大韓陸上競技連盟は、「09年からたくさんの投資が行われたが、2年で世界のハードルを越えるのは難しかった。長期プロジェクトを新たに樹立する」と話した。有望株の掘り出しに重点が置かれるものと見られる。

呉東振(オ・ドンジン)連盟会長は、「今大会の主力選手は06年ドーハアジア大会の時から太極メークをつけて頑張ってきたベテランだ。このような選手が負傷をしても、次世代走者が掘り出せず、代替選手がいない」と話した。呉会長は、「今大会で可能性を見せた競歩と棒高跳び、男子1600メートルリレーなどに投資を惜しまない」と話した。12年ロンドン五輪に備えて、競争力のある種目を集中的に支援する計画だ。



wing@donga.com