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北朝鮮の非対称戦力に対抗、5つの新兵器を開発済み 韓国ADD所長が明かす

北朝鮮の非対称戦力に対抗、5つの新兵器を開発済み 韓国ADD所長が明かす

Posted August. 31, 2011 07:17,   

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北朝鮮が韓国の首都圏一帯を攻撃するために休戦ライン一帯に設置した長距離射程砲は、砲弾1、2発だけ撃って、すぐに山の中に隠れてしまう。しかし、国軍が独自開発した誘導爆弾(KGGB)から逃れることはできない。人工衛星の信号によってグライダーのように山を越える誘導爆弾は、隠れている長距離射程砲を見つけ出して攻撃する。

韓国が、北朝鮮の挑発に対応できる「対応型兵器」体系を築いた。北朝鮮の通常兵器を利用した局地的挑発を阻止するために韓半島の状況に合わせて開発した兵器だ。

国防科学研究所(ADD)の白鴻酇(ペク・ホンヨル)所長(58)は29日、大田(テジョン)にあるADD所長室で東亜(トンア)日報の記者と会った。5月の就任後初めてのメディアとのインタビューだ。

白所長は、「この10年間、韓国の科学技術のレベルが格段に成長した。このような技術力が、国防科学技術に出会い『シナジー効果』を出した」とし、「これを土台に、北朝鮮の局地的挑発に対応する先端兵器を開発することができた」と明らかにした。

ADDが「名品」と名づけたK2戦車「黒豹」、K21次期歩兵戦闘装甲車、建物の後ろに隠れた敵も攻撃できるK11複合型小銃などがこの10年間で開発された。国防部が野心的に開発した「ロガー(LOGIR)」、「鉄鷹2」、「ホンサンオ」、「誘導爆弾」、「次期電子戦体系」など5つの新兵器も、基礎科学と国防が作り出した融合物だ。

白所長は、「ADDの軍事科学技術の水準は世界11位ほどだ」とし、「韓米連合軍の先端兵器体系の隙を狙う北朝鮮の通常兵器に備えるには、『対応型兵器』の開発が不可欠であり、今後この部分に技術力を集中させる」と強調した。

白所長は、元ADD研究員で、韓国航空宇宙研究院(航宇研)院長を務めた。白所長は、ADDでは、韓国型地上攻撃用ミサイル「玄武(ヒョンム)」の開発に参加し、航宇研では多目的実用衛星2号の開発を進めた。宇宙ロケットだけでなく軍事用ミサイルまで、発射体技術に関しては最高の専門家だ。民間と軍事の技術体系を経験した数少ない専門家でもある。



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