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ミサイルが20万ウォン…警察が軍用品の違法流通業者らを摘発

ミサイルが20万ウォン…警察が軍用品の違法流通業者らを摘発

Posted August. 26, 2011 08:56,   

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「野戦ジャンパー、防弾チョッキ、夜間透視鏡、訓練用ミサイル、空中迎撃用誘導ミサイル発射機…」最近、警察に摘発された軍用物品違法流通業者が市中に販売したもので、一言で売らないものがないほどだ。

ソウル地方警察庁国際犯罪捜査隊は25日、各種軍用物品を違法流通させた疑い(軍服および軍用装具取り締まりに関する法律違反)で販売業者のユン某容疑者(54)ら、5人を不拘束立件した。

警察によると、ユン容疑者らは、00年からソウル梨泰院(イテウォン)や京畿道東豆川(キョンギド・トンドゥチョン)などで、無許可軍用物品売場を運営し、在韓米軍部隊から流出したと推定されるミサイル、ミサイル発射機などや、韓国軍が使う夜間透視鏡、無線機兼用電話機などを販売した疑いがある。

警察の調査結果、同容疑者らが1個当たり10万〜20万ウォンに販売しようとした訓練用ミサイルは、弾頭がなくて爆発の危険性はないが、必要な発射装置をつけると、作動は可能な状態である。警察は、ユン容疑者らが清渓川(チョンゲチョン)のフリーマーケットや軍用物廃棄業者からミサイルを手に入れたものと見て、当該物品の一連番号を米軍に渡し、正確な流通経路を突き止める計画だ。

また、他の軍用物品販売業者のキム某容疑者(35)には、09年から最近まで軍用品専門売場を運営しながら、インターネットショッピングモールで中国製野戦ジャンパー約300着を1着当たり15〜17万ウォンをもらって販売した容疑が持たれている。警察が押収した軍服類は、ザイトン部隊員が着ていた砂漠用デジタル模様ジャンパーなどと同じく作った偽物で、軍関係者らも本物と区別し難いほど、精巧に作られている。

警察の関係者は、「偽物の軍服がテロ組織や北朝鮮軍の手に入ると、彼我の識別が難しくて、テロ攻撃などに悪用される危険がある」と話した。



tigermask@donga.com