Go to contents

「紅参、女性の不妊予防に効果」 全南大学教授が解明

「紅参、女性の不妊予防に効果」 全南大学教授が解明

Posted August. 16, 2011 08:11,   

한국어

紅参が、女性の不妊予防に大きな効果があるという研究結果が明らかになった。

全南(チョンナム)大学獣医学科のペ・チュンシク教授は15日、紅参に含まれる「ジンセノサイド」成分が、卵巣に水疱ができるのを抑制することで不妊を予防するという事実を国内で初めて証明したと発表した。この研究結果は、SCI級国際学術誌「高麗人参研究ジャーナル」最新号に掲載された。

医学的に0.5センチから0.8センチほどの小さな水疱が卵巣の周辺に12個以上ある場合、「多嚢胞性卵巣症候群」と診断される。10代後半から20、30代の可妊期の女性が発病する内分泌性疾患だ。このために不妊になる患者は、全体の20〜30%を占める。

紅参を服用した場合、多嚢胞性卵巣症候群を防ぎ、不妊を予防するというのが研究の要旨だ。

ペ教授チームは、多嚢胞性卵巣症候群にかかったネズミを2つのグループに分けた。一つのグループはそのままにし、もう一つのグループには、紅参の濃縮液を60日間投与した。その結果、紅参の濃縮液を投与したネズミの卵巣の水疱が大幅に減少し、卵巣の機能も改善された。

ペ教授は、「卵巣内にできた神経成長因子が交感神経系を刺激することで、多くの水疱を作る。実験の結果、紅参のジンセノサイド成分が神経成長因子の生成を抑え、交感神経を抑制することで、多嚢胞性卵巣症候群の発病を抑えることが証明された」と説明した。ペ教授は、「まもなく人間を対象にした臨床試験をする計画だ」と付け加えた。

今回の研究結果は、最近、中国・ハルビンで、米国生殖医学協会や北京大学などの共同主催で開かれた「多嚢胞性卵巣症候群国際シンポジウム」で特別に発表された。

避妊せず1年以上正常な夫婦関係を営んでも妊娠しない場合、不妊診断が下される。全体夫婦の10〜20%が不妊とされている。女性不妊の最も大きな原因は排卵障害で、全体の30〜40%を占める。排卵障害の70%は、多嚢胞性卵巣症候群のために生じるとされている。



likeday@donga.com