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米、米朝対話で天安艦と延坪島事件の謝罪問題提起へ

米、米朝対話で天安艦と延坪島事件の謝罪問題提起へ

Posted July. 26, 2011 07:26,   

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今週末、北朝鮮外務省の金桂寛(キム・ゲグァン)第1外務次官が米ニューヨークを訪問して行われる米朝対話で、米国が哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃に対する北朝鮮の謝罪問題を提起する考えであることが分かった。

政府当局者は25日、「米国が提起する南北関係の議題に、天安艦、延坪島事件に対する北朝鮮の謝罪問題が含まれるのか」という質問に、「それも含まれる可能性がある。米国も北朝鮮が前向きな態度を取るよう(要請)するだろう」と回答した。

インドネシア・バリ島で22日に行われた南北非核化協議でも、韓国側は、天安艦、延坪島問題を北朝鮮側に提起した。同当局者は、「主に非核化問題を議論したため、それについて迫ったり争点化することはなかった」とし、「天安艦、延坪島が非核化議論の前提条件ではないが、影響を与える要素であるため、その点に留意して非核化協議を進めるだろう」と説明した。

同当局者は、南北非核化協議の直後に米朝対話が予定されたことについて、「新しい局面に入った」と評価した。昨年の天安艦事件後、対話構図の形成に努力したこの1年が第1局面なら、今や第2局面の対話が始まるという説明だ。政府は第2局面で、6者協議開催に向けて必要な北朝鮮の非核化事前措置を確保することに集中する計画だ。

韓国と米国が6者協議開催に向け、北朝鮮に要求する非核化事前措置は、△ウラン濃縮計画(UEP)の停止、△核兵器生産と実験の停止、△弾道ミサイル発射の停止、△国際原子力機関(IAEA)調査団の寧辺(ヨンビョン)核施設の復帰などだ。同当局者は、「北朝鮮が具体的で不可逆的な措置を取ってこそ6者協議に進むことができる」とし、「米国政府は過去のようなずるずると長引く交渉には興味がない」と述べた。

しかし22日の南北非核化協議で、北朝鮮側の李容浩(イ・ヨンホ)外務次官は、「(事前措置なく)6者協議に進むことを望む」という態度を固守したとされ、今後非核化事前措置問題をめぐり神経戦が続くものとみえる。政府関係者は、「6者協議が行われるまで、1年近くかかることもあり得る」と指摘した。



zeitung@donga.com