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韓米FTA処理の時期めぐり政府・与党に温度差

韓米FTA処理の時期めぐり政府・与党に温度差

Posted July. 22, 2011 03:12,   

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韓米自由貿易協定(FTA)批准同意案の処理時期をめぐって、政府と与党の間に微妙な見解の相違が見られる。米国議会が最大の懸案である負債償還増額交渉に集中しているため、韓米FTAが後回しされているからだ。このため、当初米議会に批准案が上程されれば、8月の臨時国会で批准同意案処理の手続きを開始しようとした計画に蹉跌が生じた。

これを受けて政府は21日、政府与党間の高官協議で、今の米国の情勢を踏まえて、国会批准手続きも伸縮的に調整してくれるようハンナラ党側に要請。金宗壎(キム・ジョンフン)通商交渉本部長によると、今週末にワシントン入りして米議会の事情を確認する予定だという。

しかしハンナラ党は8月中の批准同意案処理の方針を曲げていない。洪準杓(ホン・ジュンピョ)党代表は「国益と国民生活のために韓米FTA批准同意案を8月の国会で必ず通過させるべきだ」とし、「来年は総選挙と大統領選挙が行われるだけに(事実上仕事ができる最後の国会である)8月国会で締めくくらなければならない」と強調した。野党がFTA再々交渉を要求して野党間連携を模索しているだけに、8月国会で批准同意案を処理できなければ野党に引きずられるという判断が背景にある。

国会でFTAを扱う外交通商統一委員会の委員長を務める南景弼(ナム・ギョンピル)ハンナラ党議員も同日、記者団に対して「我々が米国より先に韓米FTAを処理する必要はないが、米議会のFTA処理が遅れても、政府と与野党間の協議は引き続き進めなければならない」と話した。



ddr@donga.com