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大邱世界陸上選手権を盛り上げよう! 三星など大手企業が観客動員に本腰入れる

大邱世界陸上選手権を盛り上げよう! 三星など大手企業が観客動員に本腰入れる

Posted July. 14, 2011 07:17,   

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大邱(テグ)世界陸上選手権大会(8月27日〜9月4日)の開催成功に向け、企業各社が大邱大会の支援に乗り出している。

大勢の観客が競技場に訪れることができるよう、様々な割引や招待券の発行、また入場客らが大会を一つのフェスティバルとして楽しめるようイベントを企画するなどしている。関連企業の地域別代表や海外取引先の関係者まで招待するなど、特に力を入れている企業もある。

●招待イベント、チケット割引を企画

平昌(ピョンチャン)冬季五輪招致の立役者である三星(サムスン)グループは、三星電子が公式スポンサーとなり、積極的に活動を繰り広げている。三星電子は、国内では依然、他の種目に比べ人気度の低い陸上をPRするため、世界的な陸上選手らと広告契約を交わす方針で推進している。

また、グローバルデジタル陸上ゲーム「三星スマートレース」を発表。このゲームは世界各地からウェブサイトやモバイルでアクセスし、ゲーム内で開催地の大邱に向けて走り、大邱市内でさまざまなミッションを行うという内容であり、大会や開催地への関心を一段と引き出すことができるものと期待されている。

三星電子は7月と8月の2ヵ月間、「陸上ファミリーツアー」行事を開催し、自社製品を購入した客らを大邱競技場に招くほか、海外優良取引先の関係者らを招待するイベントも企画している。

三星電子と大邱は、大会期間中に人気歌手らが総出で、「スマートミュージックフェスティバル」を開催し、若者層を競技場に呼び寄せる計画だ。ピーや2PM、CNBLUE、セブン、2NE1、4ミニッツ、サイなどが公演を行う予定だ。

大韓(テハン)航空は、大邱大会参加者らに対して航空券を割引し、競技場への動員作戦に一役買うことにした。大会組織委員会が公式に招待する2300人余りの海外参加者に対し航空券価格の30%を、自費で参加すると思われる1700人余りの参加者に対しては10%の恩恵割引を提供する予定だ。

さらに現在、1日2便が運行される仁川(インチョン)〜大邱間国内線路線は、大会期間前後に特別機を17便飛ばし、参加者らの円滑な移動を支援する計画だ。

大成(テソン)エネルギーは、ソウルや釜山(プサン)、浦項(ポハン)などの全国33の都市ガス会社の代表らを大邱に招く。他の地域の人々を大邱に集め、大会への関心を引き上げ、雰囲気を盛り上げるためだ。

●運営の成功は我々の手で

大会を成功裏に終わらせられるよう、企業のノウハウを他企業と余すところなく分かち合う場面も見られる。

通信会社のSKテレコムやKT、LGユープラスは、大邱市と協議し、大邱空港を始め、駅やバスターミナル、国際文化産業地区、主要ホテルなど約400ヵ所に対し、誰もが無料で使うことのできる開放型ワイファイ(Wi−Fi)ゾーンを設け、運営する。選手団や観光客が多く訪れそうな地域を選び、大邱大会への参加者らが、オンラインやオフラインで共に楽しさを満喫するための措置だ。

三星電子は、選手村や大会事務所にテレビや冷蔵庫などの家電製品を支援し、希望者に対しては、スマートフォンやタブレットパソコンを有料で提供し、円滑な大会進行を後押しする計画だ。

ロッテマートの場合、大邱・栗下(ユルハ)店がメイン競技場から近いことを考慮し、大会に参加した外国人らが不都合なくショッピングを楽しめるよう、売り場に英語の案内文を補足し、英語通訳を配置する。またファーストフード会社・ロッテリアは、大邱市と協約を交わし、国内外観光客らが簡単に朝食を食べることができるよう、主要宿泊施設の周辺の13店舗を、午前7時から運営する。

地元デパートの大邱デパートは、11日から従業員らが大会ロゴが入ったネクタイやバッジをつけ、PRを行っており、大会入場券を持参した客に対しては、競技場の座席で使うことのできるクッションを提供するイベントも企画している。

●中小企業や宗教界も一丸となる

中堅、中小企業各社の参加も、盛り上げに一役買っている。大邱の中堅企業であるクムボクジュは50億ウォンを後援する。韓国OSGは、1000万ウォン分の入場券を購入し、職員らに配る予定だ。

韓国OSGの鄭台一(チョン・テイル)代表は、「中小企業なので大金は出せないが、地域企業として少しでも力になりたいと思い、頑張っている」と語った。大邱商工会議所主宰で、大邱の中堅、中小企業各社が大会入場券を集団で購入したことも、大きな力となっている。大邱銀行も、入場券2億4250万ウォン分の購入を決めた。

宗教界も乗り出している。大韓仏教曹溪宗・韓国仏教事業団は、大会に参加する各国の選手らに対し、テンプルステイの体験プログラムを提供する予定だ。文化事業団は、大会組織委員会と連携し、選手らが大邱桐華寺(トンファサ)で、日帰りコースでお寺の文化を体験できる「テンプルライフ」プログラムを準備している。