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三星電子、部品と完成品会社に分社化か

Posted July. 04, 2011 03:00,   

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三星(サムスン)電子が部品会社と完成品会社に分離する案を念頭に置いて、部品と完成品の内部障壁を高めている。3日、複数の三星の高位幹部によると、三星電子は、グローバル競争力の強化に向け、部品部門と完成品部門を別途の会社に分離する事業構想を持っていることが確認された。

1日踏み切られた三星電子の人事も、徐々に進められている両部門の「決別」の手順の一つだ。三星電子は、半導体、液晶表示装置(LCD)など部品事業をひっくるめてDS(ディバイド・ソリューション)総括組織を新設した。これで三星電子の組織は、部品部門のDS総括と完成品部門の映像ディスプレー、無線、生活家電事業部などに再編される。

三星電子のある役員は、「グローバル競争で三星電子の部品部門は、三星電子の完成品部門の供給先になると同時に、三星電子最大の部品購買クライアントの米アップルのライバル会社にもなる」とし、「今回の人事で海外取引先との不便な関係を和らげると共に、それぞれの部門の自立度も育てられるようになった」と話した。

両部門の分離作業には、李在鎔(イ・ジェヨン)三星電子社長が大きな関心を持っているという。李社長は、最高運営責任者(COO)という職責で、海外を回りながら三星電子から部品を購入するパートナー会社と関係を結んでいる。お客の声を最前線で聞いているだけに、三星電子の部品競争力について誰よりも悩んでいるという評価が多い。

三星の別の役員は、「昨年から三星電子の社長らが集まると、それぞれの事業部門の規模が拡大しすぎて早い意思決定がだんだん難しくなるという危機感を感じ、分社の必要性について話し合った。しかし、三星電子の部門別分社は複数の株主の利害関係が絡んでいるオーナーの決断が欠かせない事案であるため、その時期を見計らうのは難しい」と話した。

三星電子の昨年の部門別売上は、完成品部門(デジタルメディアと情報通信)が99兆500億ウォン、部品部門(半導体とLCD)が66兆8400億ウォンだった。



kimsunmi@donga.com