Go to contents

北朝鮮、9年連続最悪の人身売買国

Posted June. 29, 2011 08:44,   

한국어

北朝鮮が、人身売買防止の最低限の基準も満たせない最悪国家に再指定された。北朝鮮は03年以降9年間、最悪ランクから抜け出せずにいる。

米国務省は27日、人身売買(TIP)報告書で、北朝鮮とミャンマー、イラン、キューバ、リビア、イエメン、ジンバブエ、ベネズエラなど23カ国を人身売買防止に向けた国家の関心と管理が最悪の第3ランクに指定した。

同報告書は、「北朝鮮は強制労働や強制結婚、売春を強いられる女性や児童の供給国」とし、「北朝鮮の女性や少女は、食糧を得るため、中国へ渡り、中国で強制結婚や売春、労働などを強要されている」と明らかにした。さらに、「中国で人身売買に遭った多くの北朝鮮女性が、ブローカーを経て、売春街やインターネットのセックス産業を通じ、売春を強要されている。多くの被害者は、中国語が分からず、監獄のような生活をしている」と指摘した。

また、数万人の北朝鮮労働者が、ロシア極東地域で伐木労務者として雇用されており、彼らは1年に2日しか休めず、生産目標に達しない場合、処罰されると明らかにした。また、報告書は、海外に派遣された北朝鮮労働者の場合、北朝鮮当局の警護員が移動と通信を監視し、彼らの給料は北朝鮮当局の管理口座に入金され、北朝鮮当局が様々な名目で大半を徴収すると伝えた。

人身売買の被害者が北朝鮮に送還された場合、強制労働に処され、送還された北朝鮮女性が中国人男性の子どもを身ごもった場合、強制堕胎や乳児殺害の対象になると、同報告書は明らかにした。

一方、韓国は、02年以降10年間、最も良好なランクの第1ランクに指定されたが、人身売買と関連し、問題点が少なくないと指摘された。ロシアやウズベキスタン、カザフスタン、中国、フィリピン、カンボジアなどで、就職や結婚のために募集され、韓国で強制売春や強制労働を強要されやすい状況ということだ。また、韓国人女性が国内だけでなく、米国やカナダ、日本、オーストラリアなどで強制売春に苦しめられていると指摘した。



yhchoi65@donga.com