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鉄鋼生産、もはやファイネックスが主流 ポスコが第3工場着工

鉄鋼生産、もはやファイネックスが主流 ポスコが第3工場着工

Posted June. 29, 2011 08:44,   

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07年、世界初のファイネックス(FINEX)工法常用化に成功し、世界の鉄鋼歴史を塗り替えたポスコは、年間生産力200万トン規模のファイネックス第3工場の着工で、再度跳躍に乗り出した。

ポスコは28日、慶尚北道浦項市(キョンサンブクド・ポハンシ)の浦項製鉄所で、金滉植(キム・ファンシク)首相や金𨛗容(キム・グァンヨン)慶尚北道知事、李相得(イ・サンドゥク)ハンナラ党議員、尹相直(ユン・サンジク)知識経済部1次官、鄭俊陽(チョン・ジュンヤン)ポスコ会長など500人余りが出席し、ファイネックス第3工場の着工式を行った。

ファイネックス工法は、鉱山で採取した鉄鉱石の欠片と一般有煙炭を使用し、鉄を溶かす方法で、鉄鉱石と有煙炭を、別途工程を経て、使用しなければならなかった従来の高炉工法に比べ、生産コストは85%、窒素酸化物や硫黄酸化物のような汚染物質の排出は、それぞれ1%と3%レベルに削減した工法だ。

鄭会長は、「ファイネックスは、低級粉鉄鉱石や一般有煙炭が使用可能で、従来の溶鉱炉工法に比べ、環境汚染物質を画期的に削減できる技術だ」とし、「鉄鋼業界の後発走者だったポスコが、グリーン製鉄技術を先導する技術リーダーとして、生まれ変わった」と述べた。金首相は、「ポスコの奇跡的な成長は、造船や自動車など、他の産業が成長できる下支えとなっている」とし、「ファイネックス第3工場は、我が国の経済成長をリードする牽引車になるだろう」と語った。

ポスコのファイネックス第3工場の着工が注目を集めているのは、急激な生産規模の増加のためだ。ポスコの関係者は、「温度や原料投入量など生産能力の拡大に合わせ、新たに制御しなければならない事項が多く、生産規模を増やすのは容易なことではない」とし、「従来の高炉は、50万トンから200万トンへ生産規模の拡大に20年以上かかったが、ファイネックス工法では、最初の第1工場で、60万トンの生産開始から10年足らずで、200万トンまで生産量を拡大した」と説明した。

ポスコは、ファイネックス第3工場が完成する13年には、浦項製鉄所で溶かす鉄全体の25%である410万トンを、ファイネックス工法で生産することができ、年間1772億ウォンのコスト削減効果があるだろうと期待している。ポスコは、計2兆2000億ウォンを投資し、ファイネックス第3工場の建設と共に、ここで溶かした鉄を使用する第4線材工場やステンレス新製鋼工場も同時に建設する。



alwaysj@donga.com