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1969年の防空識別圏の設定時、日本は独島上空を除外

1969年の防空識別圏の設定時、日本は独島上空を除外

Posted June. 27, 2011 08:31,   

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日本が、大韓航空A380旅客機の独島(ドクト、日本名・竹島)のデモフライトを「領空侵犯」と抗議したことを受け、矛盾した主張であるという指摘が出ている。

日本の松本剛明外相は24日、「竹島の領空を侵犯したことは、わが国の領有権に照らして到底受け入れられない。極めて遺憾だ」と不快感を表明した。日本が、自国領土だと主張する独島の海岸線から12カイリ(約21.6キロ)以内の領空を通過し、日本の主権を侵害したという論理だ。

しかし、この主張の論理の虚構性は、韓国と日本の防空識別圏(ADIZ)を見れば明らかだ。

各国の防空識別圏は、領空防衛の理由から領空周辺に設定された空域で、領空ではないが、他国の航空機が通過する際、必ず該当国の事前承認が必要だ。50年に米国が始め、カナダ、英国など約20国が設定して運用している。予告なく外国の航空機が防空識別圏に接近すれば、警告をし、侵犯する場合には、追加警告の後、空軍戦闘機が迎撃に出る。

日本は69年に自衛隊法に基づき、日本防空識別圏(JADIZ)を初めて設定した時や、72年に米国の沖縄返還によってJADIZを再設定した時も、独島上空を除外した。日本自ら独島上空に対する統制権を放棄したのだ。

しかし、米国の太平洋空軍が51年に極東防衛のために設定した韓国防空識別圏(KADIZ)には、厳格に独島上空が含まれている。その後、これまでKADIZは、防空のための軍事作戦が行われる基準になっている。烏山(オサン)と大邱(テグ)の中央防空統制所(MCRC)と全国の長距離レーダーは、KADIZに接近するすべての航空機をリアルタイムで監視している。

国防部関係者は26日、「日本も、数十年間KADIZを認め、08年には日本の偵察機が接近し、韓国軍の警告を受けて引き返したこともある。KADIZに含まれた独島を自分の領土だと主張すればするほど、日本は嘲笑されるだろう」と述べた。



ysh1005@donga.com