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政府、「天安艦謝罪—非核化会談を分離」、北との対話再開を誘導

政府、「天安艦謝罪—非核化会談を分離」、北との対話再開を誘導

Posted June. 21, 2011 07:57,   

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政府が、北朝鮮の南北対話中止宣言後、非核化に向けた「南北対話→米朝対話→6者協議再開」プロセスを活性化させるために、天安(チョンアン)艦・延坪島(ヨンピョンド)事件に対する北朝鮮の謝罪問題とは切り離して対応する方針を明確にした。

政府消息筋は20日、「天安艦・延坪島事件の謝罪と非核化プロセスの分離を(推進)するべきだったが、これまでは混乱があった」としてこのように述べた。両事案の分離対応は、新たな政策変化ではない。しかし、これまで政府内では、両事案の関連性をめぐって、意見が交錯していた。

北朝鮮が天安艦・延坪島事件に対する謝罪を拒否し、南北対話を拒否する状況で、政府としては、非核化プロセスの進展に向けて、両事案を切り離しているという事実を強調することで、北朝鮮に非核化会談に応じるようメッセージを送るものとみえる。

さらに、政府当局者らは、南北→米朝→6者協議につながる非核化手順を維持しつつ、第一ボタンの南北対話で、北朝鮮から非核化に向けたすべての事前措置を取りつけようと考えているのではないと強調する。ある消息筋は、「非核化プロセスの構図を安定させるために、小さくても(戦略を)変えつつ、道を探していくことが必要だ」と述べた。

これまで、「南北非核化会談が通過儀礼になってはならない」とし、北朝鮮の非核化の事前措置を要求してきた政府が、事前措置が完全に確保されなくても米朝対話につながる余地を与えることで、戦略的柔軟性を発揮するものとみえる。事前措置では、核兵器の生産と実験の停止、弾道ミサイル発射の停止、国際原子力機関(IAEA)調査団の寧辺(ヨンビョン)核施設への復帰、ウラン濃縮計画(UEP)施設に対する調査などが挙げられる。



zeitung@donga.com