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車の「大宇」が歴史の中へ、9月から海外でも「シボレー」に変更

車の「大宇」が歴史の中へ、9月から海外でも「シボレー」に変更

Posted June. 08, 2011 07:40,   

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1983年に設立した「大宇(テウ)」の乗用車ブランド名が、28年目の今年、国内外新車市場から姿を消す。大宇車のブランド名は今年3月、国内工場で生産が打ち切られたことに続き、年末までに海外工場でも生産を中止する。

1日、韓国GMのマイク・アカモン社長(53)は、「海外で『大宇』のブランド名で生産した車の一部について、9月から『シボレー』のブランド名に全て統一する計画だ」と明らかにした。これまで、大宇ブランド名の高い知名度のため、ウズベキスタンやベトナム工場で大宇マークで生産してきた全車種が、これからはシボレーブランドに変わる。

●シボレーへとブランド名変更、着実に定着

アカモン社長は最近、ウズベキスタンやベトナムへの出張が増えた。韓国GMが、ウズベキスタンやベトナム工場で「大宇」ブランド名で一部の車両を生産しているからだ。1996年、大宇自動車時代に完成したベトナム工場は、02年に大宇車が韓国GMとして発足し、韓国GMのベトナム生産法人へと組み込まれた。昨年、計1万5148台を生産したベトナム工場では、「スパーク」、「クルーズ」、「キャプティバ」などのシボレーブランド名のほか、大宇ブランド名として「マティス」や「ネクシア」などの車種を生産している。全て旧型モデルであり、車の生産打ち切り時期が迫っているということも、ブランド名の全面的な変更の要因だ。

ベトナムやウズベキスタンで大宇ブランドを維持している理由は、同地域では「大宇」という名前が相変わらず知名度が高いからだ。しかしGMは、本社レベルで全車種を「シボレー」のブランド名に統一したほうがより望ましいと判断した。シボレーはGMの世界売上高の50%を担う主力ブランド名であり、軽乗用車から大型セダン、高級スポーツカー、ワゴンに至るまで多様な車種を揃えている。

韓国GMが、海外でも大宇のブランド名を使用しないことを決めたのは、韓国でのブランド名変更が成功したことも働いたと見られる。韓国GMは3月、シボレーのブランド名を全面的に導入した後、先月までの国内販売が増え、ルノー三星(サムスン)を抜いて市場シェア3位へと躍り出た。

これを受けて会社側は、今年の最大目標である「内需市場でシェア二桁達成」も難しくないものと見ている。自動車業界の関係者は「国内消費者らのシボレーブランドへの好みが思ったより大変大きい」と評した。

●「韓国車の品質、日本より高い」

アカモン社長は、韓国自動車産業の競争力に関連し「もはや韓国車の品質は日本車より高いレベルにある」と述べ、韓国自動車産業の未来を明るいと見ている。10年間耐えることのできなかった保証期間を10年と決める無謀さもあったが、いまは猛烈に追いついてきたという。氏は「いま世界自動車業界は、韓国に注目しなければならない」とも主張した。

しかし先月末、部品メーカー、ユソン企業のストにより韓国自動車生産が全面中止に追い込まれる危機に直面したことに関連し、海外では「またも韓国か」という反応が出たと伝えた。過激に映る韓国労組のイメージを一日も早く変えなければならないという。

韓国GMの長期戦略に関連しては、シボレーの高級車モデルをさらに導入予定だと明らかにした。現在は、別途輸入しているキャデラック関連戦略も変わるものと見られる。

アカモン社長は、カナダ・モントリオール出身で、現在はGM役員全体での序列は15位ぐらい。経営学を勉強したが、研究所はもとより生産や購買など様々な分野の経験を踏まえて、09年10月から韓国GMを率いている。



alwaysj@donga.com sublime@donga.com