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「1.5%の富裕層」の相続財産、全体の51%

「1.5%の富裕層」の相続財産、全体の51%

Posted June. 08, 2011 07:40,   

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国税庁は7日、09年の相続税課税の対象が28万8503人であり、この中で実際相続税を納付した人は4340人(1.5%)と集計されたことを発表した。相続税関連の各種控除で、実際の納税者が大きく減少している。

相続税控除は多様だ。まず、相続財産から負債を引いた残りが課税対象となり、この財産が5億ウォン未満であれば、相続税対象から除外される。5億ウォンの基礎控除とは別に、配偶者相続は控除限度が最大30億ウォンだ。従って、最上位クラスの富裕層でない限り、相続税を納める可能性が小さくなる。

一方、相続税を納めた「1.5%の富裕層」が占める相続財産は、全体相続財産の半分を越えることが判明した。09年相続税が課せられた納税者4340人の相続財産は10兆1083億ウォンで、全体相続財産の19兆8051億ウォンの51%だった。

これら「1.5%の富裕層」の相続財産の類型を見ると、不動産が圧倒的に多かった。土地が41%で最も多く、建物が27%だった。不動産が全体相続財産の3分の2以上を占めている。その後を次いで金融資産(預金・保険)が16%、有価証券(株式・債券)が11%だった。

05年に比べ、最も比重が拡大したのは、マンションやビル、商店ビルといった建物で、05年14%から09年27%へ増加した。ソウル江南(カンナム)地域を中心に不動産価格が急騰し、相続財産の価値が大きくなったことが原因と見られる。

相続財産が100億ウォンを越える納税者は105人に過ぎなかったが、彼らが納めた相続税は09年全体相続税(1兆5464億ウォン)の半分に達した。相続財産が多いほど税率が高くなる相続税の累進的な性格のためだ。30億ウォン以上の財産を相続した場合、相続税率は50%に達する。



jsonhng@donga.com