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日本の格付け、ムーディーズが引上げを検討

日本の格付け、ムーディーズが引上げを検討

Posted June. 01, 2011 04:28,   

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世界3大国際格付け会社の一つである米ムーディーズが、日本を財政赤字の削減への努力不足を理由に、格付けの引下げ検討対象に入れた。今年1月末、米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、日本の格付けを1ランク下げたのに続きムーディーズまで格付けを引下げることになれば、日本の対外信用度は相当な打撃を受けるものと見られる。

ムーディーズは31日、「今回の措置は、日本が(東日本大震災により)経済成長予測が悪化した上、政策対応の遅れで財政赤字の削減目標の実現がさらに難しくなることへの懸念のためだ」と明らかにした。ムーディーズのトム・バーン・アナリストは同日の記者会見で、「格付け引き下げの検討は3ヵ月以内に終わり、検討が終われば格付けが引下げられる可能性が最も高い」と述べた。

そのうえで、日本の菅直人首相は内閣不信任決議案の提出問題で野党の攻撃を受けており、危機に追い込まれており、財政赤字の削減政策の実施は困難が予想されると加えた。ムーディーズは現在、日本に対し、「Aa2」等級としており、実際、格付けを1ランク引下げることになれば、「Aa3」へと下がることになるが、相変わらず投資適格等級の一つだ。

日本の與謝野馨経済財政担当相は、ムーディーズの発表後の記者会見で「日本政府が、財政状況の改善に取り掛かることを促す意味と受け止めるべきだ」とし、「特に、市場が税制や社会保障制度の整備を迅速に進めるべきだと要求している」と話した。



achim@donga.com