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世界のK−popアイドル人気度、ユーチューブのクリック数で見ると?

世界のK−popアイドル人気度、ユーチューブのクリック数で見ると?

Posted May. 31, 2011 03:04,   

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K−popの韓流ブームがアジアだけの現象ではないことは、世界的動画サイト「ユーチューブ」のK−pop地図からも確認できる。SMやJYP、YGエンターテインメントなどの各芸能事務所は、ユーチューブに公式チャンネルをオープンし、新曲のティーザー動画やプロモーションビデオ(PV)を公開している。ユーチューブ動画の「動画統計表示」をクリックすれば、世界のどこで、該当動画をどれだけ見ているかが一目で分かる。クリック件数の多いところは濃い色で、少ないところは薄い色で表示されるからだ。

●韓国アイドルを知らなければ宇宙人?

ユーチューブのK−pop地図を見れば、グループごとに差はあるものの、韓国や日本、東南アジア地域の地図の色が最も濃い。この地域のファンが、韓国人アーティストの動画をクリックした件数が最も多いことを示している。その次は米国であり、中国やカナダ、オーストラリア、南米、ヨーロッパ、ロシア、アフリカの順となっている。

ユーチューブに開設されたアジアチャンネルのうち、クリック件数トップは、「SMチャンネル」。その中でも少女時代の「ジー」PVのクリック件数は30日現在、4200万件を上回っており、チャンネルオープン以来の最高記録となった。このPVは、アフリカの最貧国、チャドや中央アフリカ共和子を除く全域で見ている。

韓国や日本、東南アジア地域のファンが、このPVを最も多く見ており、その次は米国のファンだ。さらに、カナダやオーストラリア、モンゴル、サウジアラビア、ペルーなどでの人気が高かった。来月、SM所属アーティストの公演が予定されているフランスの場合、北米地域よりは少ないものの、中国や英国、北欧、反米と同様に、「ジー」のPVを楽しんでいることが分かった。

同じSM所属グループのスーパージュニアの「ソリーソリー」PV(約2490万件)も「ジー」と同様の人気分布を見せている。同PVを見ていない国は、アフリカのチャドやカメルーンぐらいだ。

DSP所属の5人組男性グループ、SS501の元メンバー、ホ・ヨンセンの最新作「Let it go」のPV(42万件)も他のアイドルグループより色はうすいが、世界のいたるところにファンが広がっていることが分かる。所属事務所側は、「昨年から、トルコからファンミーティングに関する問い合わせが来ており、ルーマニアやブルガリアのファンが直接事務所まで足を運ぶこともある」と説明した。

●米、ワンダーガールズではなく、ビックバンや2NE1

YG所属グループは、北米地域で強い勢いを見せている。2NE1が11日にアップロードした「ロンリー」のPVは、割合短期間で高いクリック件数(計771万件)を記録し、アイドルグループの中では、ユーチューブ地図の色が最も濃かった。2NE1は21日まで、世界のファンを対象に「カバーコンテスト(歌やダンスをそっくり真似した動画)」を開いたが、これが功を奏しクリック件数を引き上げた。特に、北米地域での人気が爆発的に現れているが、これはヒップホップやエレクトロニックなど米国で人気のジャンルを取り入れ、グループ「ブラックアイドピース」のウィルアイエムと一緒に作業を行うなど、米国主流ミュージシャンらと作業をしたことがプラスに働いたと見られる。

同じ所属事務所のビックバンの場合、米国で大した活動を行っていないが、「ロリポップ」(2662万件)が北米で善戦したことが明らかになった。ビックバンは今年3月、新たしいミニアルバム「トゥーナイト」を国内で発表し、米ビルボードの部門チャート、「ヒートシーカーズアルバム(Heatseekers Albums)チャート」で7位、ビルボード「ワールドアルバムチャート」で3位を記録した。このときも、米国で目立ったPR活動は行わなかった。

一方、米市場に力を入れてきたJYP所属の女性歌手グループ「ワンダーガールズ」のPV「ノーバディー」(2111万件)は米国での人気が下火になったのか、韓国や東南アジアでの人気に及ばなかった。SMのシャイニーも、フランスでの人気が高いことは知られているが、「リングディングドング」のPV(2288万件)のクリック地図を見れば、まだ東南アジアや米国のほうがより人気が高い。

日本で盛んに活動を行っているDSPのガールズグループ「KARA」は、韓国よりはむしろ、日本のほうで、より人気を集めていることが分かった。



kej09@donga.com iamsam@donga.com