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「心臓が裂けそうに走った」朴智星、無念に終わった二度目のCL決勝

「心臓が裂けそうに走った」朴智星、無念に終わった二度目のCL決勝

Posted May. 30, 2011 03:24,   

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朴智星(パク・チソン、30=マンチェスター・ユナイテッド)は、痛い思い出を持っている。08年チャンピオンズリーグ、チェルシー(イングランド)との決勝戦の時、出場リストに名を載せられず、ベンチを守った。09年にはバルセロナとの決勝戦に出場した。アジア選手としては初めてだった。しかし、チームの敗北で頭をさげるしかなかった。

今年、決勝戦を控えた朴智星の意気込みは凄かった。朴智星は「決勝戦に一度欠場し、もう一度は敗北した。優勝という私の夢を叶えるため、全力を尽くしてプレーする」と意気込んだ。

先発出場した朴智星は後悔を残さないために、グラウンドの随所を休みなく走り回った。約4万人のマンUファンは、朴智星がボールを取ると、応援歌を歌ってエールを送った。朴智星は、リオネル・メッシー(バルセロナ)がボールを取ったら、間髪をいれずに走りつけてタックルでボールを奪った。しかし、バルセロナに主導権を奪われた状況で、独りで状況を変えるには力不足だった。

彼は93分間、1万1056メートルを走った。1万1160メートルを記録したチーム仲間のライアン・ギグスに続き、チームで2番目に多く走った。バルセロナで朴智星より多く走った選手は、シャビ・エルナンデス(1万1950メートル)が唯一だ。

マンUのホームページは、朴智星について「心臓が裂けそうに走った。大舞台に強い朴智星のゴールは今度はなかった」と評価した。AFP通信も評点7点をつけて、「前半に適切なタックルや持続的にプレスをかけてチームのテンポを調節した」と分析した。7点は同点ゴールのウェイン・ルーニー、ネマニャ・ビディッチと共にチーム内で最も良い評点。しかし、チームの敗北で彼のプレーは色あせた。残念極まりない気持ちで、試合後、インタビューもしないままロッカールームへ消えた。

朴智星は09年チャンピオンズリーグ決勝戦の敗北後は移籍説に悩まされたが、無難に再契約を終えると見られる。12年6月までの契約となっている彼は、今季最高の活躍を見せた。移籍説ももう取りざたされていない。朴智星は来月15日ベトナムで開かれるチャリティー試合のため、近日帰国する予定だ。



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