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韓日図書協定、参議院で可決

Posted May. 28, 2011 03:12,   

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植民地支配期に、日本が韓国から略奪した朝鮮王室儀軌などの図書1205冊を引き渡すことを決めた韓日図書協定が、27日、日本の参院本会議を通過した。31日に予定された閣議を経て、協定が発効されれば、遅くても11月末までに図書がすべて引き渡されることになる。早ければ8月15日の光復節や、李明博(イ・ミョンバク)大統領の訪問が予定された秋も、有力な引き渡しの時期になると予想される。

日本の参議院は本会議で、図書協定批准案を賛成145、反対86で可決した。野党自民党の一部議員が討論を要求して最後まで反対したが、彼らを除く与野党議員の圧倒的支持で、無事可決した。昨年11月、アジア太平洋首脳会議(APEC)で李大統領と菅直人首相が協定を締結して6ヵ月が経った。当初、日本政府は、昨年末の臨時国会で国会批准を推進したが、自民党が「受けるものがなく与えるばかりの不平等な協定だ」と反発し、実現しなかった。

協定によれば、引き渡しの期限は発効日から6ヵ月であるため、遅くても11月末までには図書が韓国に引き渡される。外交筋によると、日本政府が韓日関係の特殊性を考慮し、光復節に引き渡される可能性もあるという見方もある。昨年8月10日に菅首相が談話を通じて図書の引き渡しを約束して1年になる時点でもある。

一部では、菅首相から訪問の招待を受けた李大統領がこれを受諾する場合、訪日に合わせて図書が引き渡される可能性もある。両国首脳が新しい未来を約束し、李大統領が帰国の際に図書を持って帰れば、引き渡しの効果を極大化できる。ただ、韓国政府は、日本が自発的に図書の引き渡しを決定したため、引き渡しの時期については催促せず、最大限日本の立場を尊重する方針だ。



changkim@donga.com