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ピーアンドアイビー、「キーボードセキュリティ」6年かけ訴訟で敗訴

ピーアンドアイビー、「キーボードセキュリティ」6年かけ訴訟で敗訴

Posted May. 27, 2011 07:26,   

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特許怪物(patent troll)と呼ばれるピーアンドアイビーが、情報技術(IT)の中小企業を相手に6年かけた特許訴訟で敗訴した。ピーアンドアイビーは、全てのインターネットバンキングサービスに使用が義務付けられている国内IT会社の「キーボード・セキュリティ」技術が、自社の特許を侵害したとして訴訟を起こした。

26日、特許裁判所は、特許法人ピーアンドアイビーがITセキュリティ会社のソフトセキュリティとソフトフォーラムを相手取って提起した「権利範囲確認訴訟」と「特許登録無効訴訟」で、原告敗訴判決を言い渡した。昨年9月にあった特許審判院の1審判決でも敗訴している。1審判決で特許裁判所は、「ソフトセキュリティ技術は一般公開された技術を利用したものであるため、特許侵害とは考え難い」とし言い渡したが、2審でも同じ理由だった。

これに対してピーアンドアイビーのキム・ギルヘ代表は、「まだ判決文を読んでいないが、納得がいかないので最高裁への上告を検討している」と話した。キーボードセキュリティ技術は、金融監督院が全てのインターネットバンキングサービスへの適用を義務付けている。

ピーアンドアイビーは、01年にキーボードセキュリティ技術の特許を出願したIT会社のテーカースから、05年に同技術の一部権利を買い入れた後、インカーインターネット、キングス情報通信、ソフトキャンプなど、同技術を保有した全ての会社に対して「関連製品の売上の30%を技術使用料として払うか、でなければこれまで金融機関に販売した全ての商品を回収し販売を中止して欲しい」と要求して訴訟を起こした。



sanhkim@donga.com