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「先端技術も人間の絆には替えられぬ」トークショー帝王のラリー・キング氏が来韓演説

「先端技術も人間の絆には替えられぬ」トークショー帝王のラリー・キング氏が来韓演説

Posted May. 26, 2011 03:27,   

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「先端技術がいくら発展しても人間と人間の『絆』には替えられません」

トークショーの帝王、ラリー・キング氏(78)がSBSが主催する「ソウルデジタルフォーラム2011」に出席するため、韓国を訪れた。同氏は25日午前、ソウル広津区広壮洞(クァンジング・クァンジャンドン)のシェラトン・グランデ・ウォーカーヒルホテルで「連結者」というタイトルで基調演説を行った。

「韓国にお招きいただき光栄です」韓国語で挨拶した彼がジャケットを脱ぐと、紫色のネクタイと共に彼のトレードマークであるサスペンダーが見えた。

「なぜ私がこの場所に来たのでしょうか。ビバリーヒルズにある家で衛星で演説することもできますが、直接来た理由とは人間と人間の『絆』のためです」

キングさんは、キューバミサイル危機、冷戦時代、CNNに入った契機など、過去の話を語る間ずっと「絆」の重要性を強調した。「米ブルックリンの貧しい少年だった私がウラジーミル・プーチン・ロシア大統領と連絡するようになるとは想像すらできなかったことです。私がこの場に立つようになったのも、絶えず絆を築いて生きてきたからでしょう」

基調演説が終わった後、質疑応答が続いた。25年間進行してきた「ラリー・キング・ライブ」を昨年辞めた後、懐かしくないかとの質問に、「こんなに懐かしくなるとは思わなかった」と言い、額に手を当てた。「最近、オサマ・ビンラディンが死に、日本でも悲劇的な出来事が発生し、ムハンマド・ホスニー・ムバラク・エジプト大統領が下野しましたね。そのような大きな事件が発生する時は懐かしいです。逆に、タブロイド性のゴシップが発生する時はそうでないんですが。2つの感情が同時にあります。まるでお母さんが私の新車に乗って絶壁の上にいうことを見る心境と言えるでしょうか」

世の中が変わったことでマスコミの役割も変わるべきだと思うのかという質問に対してはきっぱり答えた。「技術が発展してもマスコミの目的は変わりません。最も基本的に『誰がいつどこで何をどうやってどうして』について調べることです。技術が発展しても人間が対話を交わすトークショーがロボットのトークショーに代われないのと一緒です」彼は「速度の時代」に対処する方法に対しての質問に、「速いことよりは正確なのが重要だと思う」と答えた。

韓半島でインタビューしたい人がいるかとの質問に対し、彼は躊躇なく「北朝鮮の指導者」と答えた。「殆どの人が変だ、あるいは悪いと思う人ほど興味深いインタビューの対象者です。北朝鮮の指導者と会って、『民主主義を通じて発展することが証明済みなのに、なぜ軍事力に集中し、何が心配なのか』聞いてみたいです」

記者会見を終えた彼は、「失敗を恐れずに挑戦を楽しんでください。幸運を祈ります」という最後の挨拶をした。



kej09@donga.com