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5・16クーデター説に米軍が『気にするな』と韓国政府に回答 李哲承氏が回顧録

5・16クーデター説に米軍が『気にするな』と韓国政府に回答 李哲承氏が回顧録

Posted May. 16, 2011 07:09,   

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1961年の5・16軍事政変直前、韓国軍内外に「クーデター説」が流れると、当時、玄錫虎(ヒョン・ソクホ)国防長官が、米8軍側に電話をかけ、クーデターに関する情報を尋ねると、米軍側は「気にするな(Never mind、never mind)」と答えたという証言が出てきた。このような在韓米軍の反応により、民主党政権がクーデターに対する警戒を緩めていたところ、5・16政変を起きたという。

当時、与党民主党代表で国会国防委員長を務めていた李哲承(イ・チョルスン)氏、19日に出版予定の回顧録『大韓民国と私:李哲承の現代史証言』でこのように明らかにした。

李氏は、「5・16以前に、金鍾泌(キム・ジョンピル)大佐ら若手将校が私に国防長官を勧め、『難局を収拾するのは、李哲承議員しかいない。素石(李哲承の雅号)が、国防長官にならなければならない』と言った」と書いた。しかし、クーデター成功後、金鍾泌氏が中央情報部を創設して自身の除去しようとしたという。東亜(トンア)日報は15日、2冊分量の回顧録を入手した。

また李氏は、77年に朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が維新憲法を改正し、二元執政制への改憲を検討するよう指示したが、参謀らの反対で失敗に終わったと証言した。当時、李氏が与野党トップ会談で、朴大統領に会って改憲を求めると朴大統領は金聖鎮(キム・ソンジン)文化公報部長官を呼び、「(野党と)二元執政制改憲問題を議論せよ」と指示したという。しかし、当時、与党の共和党と維新政友会の一部幹部が、朴大統領に組織的に「改憲不当論」を進言し、改憲議論は進展しなかったと紹介した。



kimkihy@donga.com