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米軍移転後の龍山公園、汝矣島とほぼ同じ面積に

米軍移転後の龍山公園、汝矣島とほぼ同じ面積に

Posted May. 12, 2011 03:13,   

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2016年、韓国に返還される予定のソウル龍山(ヨンサン)にある在韓米軍基地に造成される龍山公園の面積が、汝矣島(ヨイド)と同じ2.4平方キロメートルと確定した。

国土海洋部(国土部)は11日、龍山公園を国家公園にし、周辺地域を体系的に管理するため、龍山公園整備区域を指定・告示することを明らかにした。

龍山公園整備区域は、大きく龍山公園造成地区と複合施設造成地区、公園周辺地域に分かれる。このうち公園造成地区は、現在の龍山米軍基地のメインポストとサウスポストを合わせた265万平方メートルのうち、駐韓米国大使館とヘリポート、ドラゴンヒールホテルなどに使用される22万平方メートルを除く243万平方メートルにのぼる。国土部は、龍山基地が約120年間、外国軍隊の駐留地だったという歴史的背景を考慮し、龍山公園を民族性と歴史性、文化性を兼ね備えた国家公園にする計画だ。

龍山米軍基地のうち、キャンプ・キムと在韓国連軍司令部、輸送部の3ヵ所を合わせた18万平方メートルは複合施設造成地区に指定し、商業や業務、住居、文化機能を遂行する多彩な用途に開発する。このほか、公園造成地区と複合施設造成地区に近い龍山国際業務地区、西氷庫(ソビンゴ)マンション団地、漢南(ハンナム)再整備促進地区、厚岩洞(フアムドン)などの総895万平方メートルは、乱開発を防ぐため、ソウル市と協議し公園周辺地域に指定した。公園周辺地域は今後、ソウル市が都市管理計画を立て、体系的に管理することになる。

国土部は、計1兆2000億ウォンの事業費を投入し、龍山公園と周辺地域を開発するという基本計画案をすでに作成し、関連機関と調整している。まず、公園造成地区は、計6の単位公園に分けて開発するが、往来しやすいように交通や移動体系を構築する計画だ。

単位公園は、△生態軸公園、△文化遺産公園、△関門公園、△世界文化公園、△U−eco遊園地、△生産公園で構成される。国土部は、公園造成地区の生態と環境破壊を最小化するため、建物の新築は最小限にとどめる代わりに、既存の建物を最大限活用する方針だ。用地面積比の建物の大きさを表す建ぺい率も、10%以内にする方針だ。都市公園の建ぺい率の上限である20%の半分のレベルだ。

特に、公園造成地区周辺の3ヵ所の複合施設造成地区は、龍山基地の京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)への移転のための財源調達の用途で開発するというのが、国土部の考えだ。龍山基地の平沢移転には、3兆4000億ウォンかかるとされている。

現在、米軍キャンプ・キムは自然緑地、国連軍司令部は3種一般住居地域、輸送部は2種一般住居地域と用途地域が指定されている。国土部は、これをすべて容積率上限ラインが800%の一般商業地域に変更し、超高層ビルを建設できるようにする方針だ。容積率800%以下では、最高50階、平均40階の建物の建築が可能で、売却または分譲代金の収入が増加する。

しかし、ソウル市は、一般商業地域では住宅を30%しか建設できないとして反対しており、歩み寄りが容易ではない状況だ。ソウル市は、住宅の割合が最大70%の準住居地域への変更案を考えているという。

国土部は、ソウル市や国防部と協議し、公園と周辺地域の造成や管理方法などを盛り込んだ総合基本計画を遅くても年内に確定し、告示する計画だ。総合基本計画が作成されれば、事業施行者を選定し、施行者が複合施設実施計画を作成すれば、工事の着手に必要な基本枠組みがすべて完了する。



leej@donga.com