Go to contents

北朝鮮、「金剛山観光特区を新設」と政令発表

北朝鮮、「金剛山観光特区を新設」と政令発表

Posted April. 30, 2011 05:12,   

한국어

北朝鮮が金剛山(クムガンサン)観光地区に金剛山国際観光特区を新設すると、朝鮮中央通信が29日付で報じた。今月初め、現代(ヒョンデ)グループの金剛山観光独占権の効力を取り消すと一方的に宣言した後に出された措置だ。

報道によると、北朝鮮最高人民会議常任委員会は同日、「金剛山国際特区を指定し、共和国の主権を行使することを決めた」という内容の政令を発表した。そして、02年に現代峨山(アサン)との合意の下、金剛山観光地区を指定する内容を含んだ過去の政令の効力を無効にすると付け加えた。

新設される特区には、これまで現代峨山が管理してきた江原道高城郡固城邑温井里(カンウォンド・コソングン・コソンウプ・オンジョンリ)の一部と三日浦(サムイルポ)、海金剛(ヘグムガン)、通川郡(トンチョングン)の一部地域のほかに、金剛郡内金剛地域が新たに追加された。政令は、「特区開発のために自由な投資を奨励し、投資した資本や財産、企業運営によって得た所得を法的に保護する。特区開発の進展によって新しい観光候補地を増やし、対策を立てる」と付け加えた。

このため、北朝鮮は近く、金剛山国際観光特区法の制定などの後続手続きに入る一方、海外資本や外国人観光客の誘致に入ると予想される。北朝鮮事情に詳しいある消息筋は、「北朝鮮が、以前、投資を説得してきたスイスのケンピンスキーグループのほかに、最近ではエジプトのオラスコムなどにも呼びかけているようだ」と伝えた。政府当局者は、「名称に『国際』という表現を加え、海外事業者を受け入れるという趣旨だが、実際に成果を出せるかは未知数だ」と述べた。

現代峨山関係者は、「まだ具体的な内容が出ておらず、北朝鮮側の追加措置を見た後、対策を決めることができるだろう。最近、李種革(イ・ジョンヒョク)アジア太平洋平和委副委員長が一時的に取る措置であることを示唆し、現代の独占権が侵害されるとは見ていない」と述べた。



lightee@donga.com foryou@donga.com