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「北朝鮮追随闘争に賛同できない」ソウル地下鉄労組が民主労総脱会

「北朝鮮追随闘争に賛同できない」ソウル地下鉄労組が民主労総脱会

Posted April. 30, 2011 05:12,   

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ソウルメトロ労働組合(ソウル地下鉄労組)が全国民主労働総連盟(民主労総)脱会を宣言した。地下鉄労組は29日の午後5時、組合員の賛否を問う投票を行ったが、賛成4346票(53.2%)、反対3822票(46.8%)、無効29票で、組合員の過半数が投票に参加し、有効投票の過半数賛成で可決される条件を満たし、上級団体である民主労総を脱会すると発表した。このため、韓国労働組合総連盟(韓国労総)と民主労総の2大ナショナルセンターが中心になっていた労働界に変革の風が吹き荒れそうだ。

地下鉄労組の組合員(8636人)の94.9%に当たる8197人が27日から3日間行われた当投票に参加した。09年12月にも、民主労総脱会の賛否を問う投票を実施したが、組合員の54.6%が反対し脱会案は流れた。しかし、1年4ヵ月ぶりに再度行われた投票で民主労総脱会が可決された。

ソウル地下鉄労組のチョン・ヨンス委員長は、「これまで政治志向的でも非理性的な北朝鮮追随の姿勢を見せてきた民主労総の闘争方式に、これ以上賛同するのは困るという共感が形成された」と言い、「新しい方式の労組をスタートさせ、組合員はもちろん、国民世論を重視する労組に生まれ変わりたい」と話した。これを受け、「台の労働運動」を標榜する労働団体は、運動路線の鮮明さを訴えて、2大ナショナルセンターとの競争に本格的に取り組むとみられる。



coolup@donga.com