２８日から、大統領特使の資格で欧州３ヵ国を訪問する朴槿恵（パク・グンヘ）元ハンナラ党代表が、国家元首クラスの歓迎を受け、多忙な日程を消化することが２６日、伝えられた。
朴元代表は、オランダ、ポルトガル、ギリシャを順に訪問し、オランダのベアトリクス女王、ポルトガルのカバコシルバ大統領、ギリシャのパプーリアス大統領ら各国の首脳級と会談し、李明博（イ・ミョンバク）大統領の親書を伝える予定だ。今回訪問する欧州３国は、４月に韓国と国交５０周年を迎える国々だ。
朴元代表は、外国を訪問する際は、朝鮮戦争参戦記念碑への献花と海外同胞との懇談会を必ず行うという。今回も、５月４日のギリシャでの初日の日程で、韓国戦争参戦記念碑に献花し、訪問する３国で同胞との懇談会を開催する予定だ。
朴元代表は、３国への訪問が確定した後、これら国家と韓国の関係を学ぶために本を読み、専門家らに会っているという。
朴元代表は２４日、ツイッターを通じて、「３国の中には韓国戦争に参戦した国もある。（今回の訪問国は）口蹄疫の発生時にワクチンを緊急支援し、三湖（サムホ）ジュエリー号の救出やリビアでの韓国同胞の救出などを支援した有難い国々だ」と明らかにしたのも、事前の準備で知ったことだと、側近らが説明した。
朴元代表は、懸案のほかに、その国の慣習やことわざなど、文化についても学んでいる。外国の主要人物に会う時は、いつも準備するという。朴正熙（パク・チョンヒ）元大統領時代にファーストレディの役割をし、外国の首脳夫人に会う時から始めた習慣だという。
朴元代表は、オランダ・ハーグにある李儁（イ・ジュン）烈士記念館を訪れるほか、オランダに本部がある国際刑事裁判所など国際機構に進出した韓国人にも会って、激励する考えだ。
朴元代表の報道を担う李貞鉉（イ・ジョンヒョン）議員は、「公開された日程のほかにも、さらに訪問国と調整中の４、５の日程がある」と述べた。特使の同行取材メディアは、最終的に２４社に増えた。
ditto@donga.com
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