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大衆性豊かに、リリカルな歌詞はマニアックに f(x)が初のレギュラーアルバムリリース

大衆性豊かに、リリカルな歌詞はマニアックに f(x)が初のレギュラーアルバムリリース

Posted April. 26, 2011 07:59,   

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「タラッタラ タッタタ キュンときたじゃない/クエスチョンだらけの あなた(じっとしてて)/ばらばらに タッタタ 壊して タッタタ/勝手にあなたを組み立てる・・・」(「ピノキオ」から)

ステージに立った5人の「ガール」が、手のひらを揺すりながら体をリズミカルに動かし、両手を交差させてかわいらしい振り付けを披露する。乗りのいいビートとギターサウンド、個性あふれる歌声で人気急上昇のガールグループ「f(x)」。20日、初のレギュラーアルバム「ピノキオ」をリリースしたf(x)は、アルバムの発売と共に、レコード販売量集計サイトの「ハンターチャート」や音楽ダウンロードサイトの「メロン」、「トシラク」などで、デイリー・ウィークリーチャートトップになるなど、爆発的な人気を集めている。

「イエス様がアイスクリームを選ぶとき、なんておっしゃったか知ってますか?『イェロサルレ!(韓国語で「こいつにする」という意味、エルサレムの駄洒落)』」(ソルリ)

25日午前、ソウル鐘路区(チョンログ)の東亜(トンア)メディアセンターで会ったf(x)は、インタビュー前からお寒いギャグを連発していた。お陰で楽しいインタビューができた。

「これまでf(x)はマニアックなグループだと思っていたんですが、今回のアルバムは反応がすごくいいです。大衆性豊かになってきたようで気分がいいです」(ルナ)

タイトル曲の「ピノキオ」と「スタンドアップ」「ギャングスターボーイ」など全10曲入りの今回のアルバムは、洗練された楽曲とパフォーマンス、ユニークな歌詞で、f(x)ならではのスタイルが存分に味わえる。様々なガールグループが登場している中でもf(x)が特に注目される理由は、「NU ABO」や「ラチャタ」など既存の曲からわかるように、独特な歌詞とパフォーマンスでf(x)のはっきりした個性を発揮しているからだ。メンバーのクリスタルは「マイスタイル」について、「1年前に録音した曲なので、今聞いてみると声があどけなくむしろ新鮮です」と話した。

今回のアルバムも「少女らしいお茶目な」歌詞が満載。「ピノキオ」は、童話の中のジェペトじいさんのように、自分の好みで彼氏を組み立てるという比較的簡単な内容だが、聞いてすぐわかるような歌詞ではない。「マカロン」「ペストリー」「クエスチョンだらけ」といったわけのわからない単語が何回も出てくる。メンバーも最初歌詞を見て、びっくりしたという。

「最初はストーリーがはっきりしていて、もっとリリカルな歌詞でした。それに合わせて振り付けも練習していたのですが、f(x)のスタイルに合わせてもっと『マニアック』に変えたんです」。ルナは「歌詞が変わったもんですから振り付けも変えましたし、それに合わせて声のトーンも何回も変えて試した」と話した。

中国人のビクトリア、中国系米国人のアンバーは歌詞を覚えるのに苦労した。「最初は『何、これ?』と思ったんですが、曲の自由な雰囲気がもっと好きになりました」(ビクトリア)。

「NU ABO」のとき、足の負傷で5ヶ月間活動を休み、米国で家族と時間を過ごしたアンバーは、「メンバーたちがバラエティーやドラマに出たり、ライブをする映像を見て、一日でも速く活動に加わりたいと思い、治療に集中した」と述べた。最近のアンバーは、ライブでまさに「絶好調」。

「5人が揃ったので、元気いっぱい」というf(x)は、「f(x)ならではの独特なコンセプトを維持しながら、色々新しいことを試して行きたい」と話した。最後に、インタビューを締めくくったのはビクトリア。「私たちの名前、ご存知ですね。関数のf(x)…。『x』に何が入るかによって、変わってくるんですよね。(私たちは)常に変化を求めています」



kej09@donga.com