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韓国系フィリップ・ユン氏、米国防首席副次官補に指名

韓国系フィリップ・ユン氏、米国防首席副次官補に指名

Posted April. 18, 2011 10:03,   

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米国防首席副次官補(アジア・太平洋安保担当)に、韓国系のフィリップ・ユン(52)アジア財団副総裁(資源開発担当)が指名された。

ワシントン外交筋は16日、「韓国系2世のフィリップ・ユン氏の東北アジア安保政策を実務的に総括する首席副次官補(アジア・太平洋安保担当)への起用を発表された」と明らかにした。アジア・太平洋安保担当の首席副次官補は、韓半島だけでなく、日本や中国の問題をすべて担う。ユン氏は最近、ミャンマー特使に指名されたデレク・ミッチェル首席副次官補の後任だ。

ユン氏は、クリントン政府時代、米国務次官補選任補佐官(東アジア・太平洋担当)と北朝鮮の核問題の解決に向けた4者協議副代表を務めた。99年5月には、ウィリアム・ペリー対北朝鮮政策調整官の選任補佐官として平壌(ピョンヤン)を訪れ、ペリー報告書の作成に参加した北朝鮮問題の専門家だ。

母親は北朝鮮の平安北道(ピョンアンプクト)寧辺、父親は釜山(プサン)出身で、ロードアイランド州で生まれたユン氏は、ブラウン大学を経てコロンビア大学ロースクールを卒業し、韓国の世宗(セジョン)法律事務所で商取引専門の弁護士としても活動した。84年から、ウォルター・モンデール、マイケル・デュカキス、ビル・クリントンなど民主党大統領候補の選挙陣営で参謀として活動した。

フィリップ・ユン氏の首席副次官補の抜擢で、米国外交安保チームの韓半島ラインの人選が事実上、終わった。これに先立ち、国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長に、ダニエル・ラッセル現アジア担当副補佐官が指名され、国防次官補(アジア・太平洋安保担当)には、マーク・リッパート前NSC首席補佐官が担うことになった。特に、ソン・キム国務省6者協議特使とジョセフ・ユン国務副次官補(東南アジア担当)など、韓国系幹部が多数布陣している。



triplets@donga.com