Go to contents

個人流出容疑者は2人の韓国人、監視カメラ映像も確保

個人流出容疑者は2人の韓国人、監視カメラ映像も確保

Posted April. 12, 2011 09:48,   

한국어

現代(ヒョンデ)キャピタルの顧客42万人の個人情報を流出した容疑で20代と30代の韓国人2人が挙げられている。警察は、ハッキング容疑者2人の所在を調べる一方、現金を引き出す時、銀行の監視カメラに映った者の追跡にも力を入れている。

事件を捜査しているソウル地方警察庁は11日、「先月フィリピン所在のIPアドレスで、国内の中間サーバーを通じて現代キャピタルの顧客情報をハッキングした痕跡を見つけた」とし、「この中間サーバーの利用代を決済した2人を有力な容疑者とみて、捜査を進めている」と明らかにした。

●有力な容疑者は2人の韓国人

警察によると、容疑者は20代と30代の韓国人2人で、ソウル九老区(クログ)所在の国内サーバーの利用代を3月初めと3月末に携帯電話で決済した。警察は「ハッキング自体はフィリピンで行われたが、中間サーバーの料金を二人が払ったことを考慮すると、実際のハッカーの可能性が高い」と説明した。

2人が現代キャピタルを脅迫し、振り込んでもらった現金を引き出す映像も、銀行の監視カメラに捉えられている。警察は「8日午後2時43分、農協の九老支店で20代と見られる男が600万ウォンを引き出す映像と、翌日午後6時頃、別の人が新韓(シンハン)銀行淑明(スクミョン)女子大学支店で現金の引出を試みる映像を確保した」と発表した。

●巧妙な手口

今回の脅迫事件は7日午前8時54分始まった。犯人らは、現代キャピタル・オンライン事業チームの4人の職員の電子メール宛に「現代キャピタルの顧客情報をハッキングした。午後2〜3時まで交渉に応じろ」とし、電子メールのIDとパスワードを送った。その後、ブラジルのIPを経由したこの海外のメールアカウントを通じて、自分らの要求事項を知らせた。現代キャピタルは同日午前10時ごろ、警察に脅迫の事実を通報した。

犯人らは7日午後2時ごろ、「5億ウォンを8日午前10時まで、こちらの口座に振り込め」と、4つの口座番号を送った。犯人らは、現代キャピタルがそのうち1つの口座に1億ウォンを送金すると、これを6つの口座に分散して預け入れ、約3000万ウォンを現金で引き出したが、残りは取引中止の措置によって引き出すことができなかった。

●膨らむばかりの被害

現代キャピタルなどによると、42万人の個人情報と、1万3000人余りの「プライムローン」商品の暗証番号のほか、一部の顧客情報がさらに流出したものと見られる。金融監督院は同日午前、与信専門検査役3人と情報技術(IT)検査役3人の計6人をソウル汝矣島(ヨイド)の現代キャピタル本社に派遣し、特別検査に取り掛かった。金融監督院は現代キャピタルのハッキング防止システムと顧客被害補償対策などに対して検査を行う。



jmpark@donga.com achim@donga.com