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中国で韓国の2、3倍の放射性物質

Posted April. 09, 2011 09:08,   

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週末の9日から、放射性物質が混ざった黄砂が韓半島に流入する可能性があると分析された。気象庁は8日、「中国環境保護部・国家核安全局が6日に発表した資料『中国放射性物質検出』を分析した結果、中国内の観測所31ヵ所で、放射性ヨウ素とセシウムが検出された。週末、中国から流入する黄砂に放射性物質が混ざって国内に入る可能性がある」と明らかにした。気象庁によると、中国吉林省は4日に、1立方メートル当たり8.01ミリベクレルの放射性ヨウ素が検出されるなど、中国内の一部地域では、韓国よりも2、3倍多い放射性物質が検出された。気象庁関係者は、「これまで国内で検出された放射性物質は、日本から直接飛んできたというよりも、地球を一回りして偏西風によって中国を経て韓半島に到達した可能性が高い。中国から風に乗って黄砂が来れば、中国内にあった放射性物質も含まれるのは当然の現象だ」と説明した。

微細な粒子で漂う放射性物質は軽く、平常時には上空2、3キロで浮遊している。しかし、雨や黄砂では、雨粒や黄砂のほこりに吸着する。その後、風に乗って移動したり、地面に落ちたりする。

放射性物質が黄砂につく場合、呼吸器などから体内で入る可能性がある。しかし、ごく微量なので人体にほとんど影響はないと、専門家らは説明した。ソウル大学原子核工学科の徐鈞烈(ソ・ギュンリョル)教授は、「黄砂についた放射性物質よりも、重金属や公害物質が混ざった黄砂がはるかに危険だ。普段、黄砂を避ける時のようにマスクをして、外出を控えれば、放射性物質も自然に防ぐことができる」と指摘した。

いっぽう、韓国原子力安全技術院(KINS)は同日、全国12の放射能測定所のうち、江陵(カンヌン)を除く11ヵ所で、7日に降った雨水を分析した結果、放射性ヨウ素131が1リットル当たり0.768〜2.81ベクレル検出されたと発表した。



zozo@donga.com jermes@donga.com