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東京電力、「原子炉1〜3号機に穴の可能性」言及

東京電力、「原子炉1〜3号機に穴の可能性」言及

Posted March. 29, 2011 10:12,   

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東京電力の関係者は28日、福島第1原発の原子炉1〜3号機の圧力容器に穴が開いていると推定されると明らかにした。

東京電力は、これまで原子炉の過熱による燃料棒の損傷は認めていたが、圧力容器の損傷可能性について否定してきた。圧力容器は、核分裂による放射性物質が外部へ流出することを防ぐ中心的な封鎖装置であるため、穴が開いたとしたら、放射能被害は手のつけようがないほど大きくなる。

東京電力は同日未明の記者会見で、「1〜3号機の圧力容器が損傷し、外の部分と通じた状態になっている。圧力容器に穴が開いているイメージ」と説明した。さらに、「原子炉に注水しても、満杯にならない原因が、圧力容器に穴が開いているためかも知れない」と付け加えた。

東京電力は、厚さ16センチもある圧力容器に穴が開いたとしたら、溶け込んだ核燃料が圧力容器の底へ落ちて穴を開けたか、高熱で容器の壁が溶けた可能性があると見ている。圧力容器が損傷したとすると、高濃度の放射能汚染水が引き続き漏れることを防ぐことができない。

一方、東京電力は前日、2号機のタービン室にたまった水から、放射性ヨード134が29億Bq(ベクレル)が検出され、正常稼動値の1000万倍と発表したが、同日未明、セシウム134が正常値の10万倍の2900万Bqが検出されたと訂正した。



changkim@donga.com