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大韓帝国の息吹漂う赤坂ホテルが「最後のサービス」

大韓帝国の息吹漂う赤坂ホテルが「最後のサービス」

Posted March. 26, 2011 06:28,   

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大韓帝国の皇室の胸の痛い痕跡の残っている日本東京の「グランドプリンスホテル赤坂(写真)が、すべての客室を、原発事故の避難所として提供する「最後の客サービス」に乗り出す。

25日、日本メディアによると、今月末で閉館する予定の同ホテルは、解体作業が始まる6月末までの3ヵ月間、客室700あまりを、原発事故のために非難してきた福島県の住民らに提供する予定だ。1600人を受け入れることができる。

「赤プリ」という愛称で親しまれた同ホテルは、日本皇室が1930年、英親王夫妻のために建てた2階建ての屋敷がその母体となっている。1955年、ホテルと改造して営業を開始し、1983年は40階建ての新館ホテルへと改築した。英親王夫妻が暮らした旧館の屋敷は現在、フランス風レストランや結婚式場の宴会場などに使われている。

自民党の有力政治家らが数十年間、派閥事務所をここに置くほど、日本の現代政治の裏舞台でもあった。英親王の次男として、大韓帝国最後の皇太子だった李玖(イ・グ)氏は1931年、同ホテルの旧館で生まれ、05年、新館ホテルの客室で死亡する悲運を経験した。

東京都心の真ん中にそびえている同ホテルは一時、有名芸能人やスポーツスターらの結婚式場として人気を集め、名をはせたが、最近、外国系ホテルが多く進出し、経営が悪化した。ホテルを経営する西部グループは昨年4月、新館を閉鎖する計画だと発表した。新館ホテルが撤去されても、歴史的価値のある旧館は保存される。



jkmas@donga.com