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対話攻勢続ける北朝鮮、効果なければ3度目の核実験も

対話攻勢続ける北朝鮮、効果なければ3度目の核実験も

Posted March. 23, 2011 08:36,   

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哨戒艦「天安(チョンアン)」沈没事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃後、国際社会の制裁を受けてきた北朝鮮は、対外的な対話攻勢と威嚇を並行する二重戦術を駆使している。専門家らは、北朝鮮が当分の間は対話攻勢を続けるだろうが、これに対する反応がなければ、3代世襲の過程で内部的な結束の必要性によっては、様々な挑発に出る可能性が高いとの見方を示した。

北韓(プッカン)大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)教授は22日、「北朝鮮は当分の間、対話攻勢を続けるだろう。しかし、南北関係が遅々として進まず、米国の食糧支援が行われなければ、緊張を高める瀬戸際戦術を選択する可能性がある」と指摘した。その上で「北朝鮮は、西海(ソヘ・黄海)での挑発だけでなく、長距離ミサイル発射や3度目の核実験につながる大胆な挑発を選択する可能性がある」と強調した。

北朝鮮は、今年2月初めに開かれた南北軍事実務会談が決裂した後も、白頭山(ペクトゥサン)火山共同研究のための協議を提案するなど、南北間交渉の扉を開くための対話攻勢を続けている。しかし韓国政府の当局者らは、天安艦と延坪島挑発に対する責任ある措置がない状態での南北間協議は意味がないと強硬な姿勢を崩していない。

しかし、このような南北間の駆け引きで時間だけが流れれば、北朝鮮が挑発で方向を転換する可能性が高いと専門家は憂慮する。統一研究院の朴泂重(パク・ヒョンジュン)研究委員は、「北朝鮮が強盛大国の扉を開ける年とした来年の『お祝い』のために、当分の間は挑発を自制し、交渉する方向に方針を固めた模様だ」と言い、「しかし、軍事実務会談の決裂に続き、そのほかの接触で韓国側の態度を試した後、思い通りにならない場合、挑発に方向を変える可能性がある」と指摘した。

北朝鮮が、対話攻勢を続ける間にも、直ちに挑発を並行させる可能性が高いため、備えなければならないという指摘もある。外交安保研究院の尹徳敏(ユン・ドクミン)教授は、「天安艦事件の直前には6者協議の再開に向けた動きが活発だった。延坪島挑発の直前も、北朝鮮は南北対話の必要性を強調した。北朝鮮が内部的な必要性によっていつでも挑発できるため、安心することはできない」との見解を示した。



spear@donga.com