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「BBK疑惑」のエリカ・キム、時効成立で「嫌疑なし」の結論

「BBK疑惑」のエリカ・キム、時効成立で「嫌疑なし」の結論

Posted March. 11, 2011 06:51,   

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「投資顧問会社のBBK株式操作」事件の中心人物であるエリカ・キム(キム・ミヘ、47、女=写真)容疑者を捜査中の検察が、キム容疑者の公職選挙法違反の疑いに対し、時効成立で処罰できないと暫定結論を出したことが10日分かった。

ソウル中央地検は、今回の捜査過程で、キム容疑者が07年の大統領選挙直前、「BBKの実の持ち主は李明博(イ・ミョンバク)ハンナラ党候補」という偽りを流布した疑いを認めたが、公職選挙法の時効である6ヵ月が過ぎてから、嫌疑無しの処分を下すものと見られる。

キム容疑者が08年2月から3年間、米国裁判所の保護観察処分で、帰国が不可能だったことを勘案すれば、刑事訴訟法上の時効停止要件である「捜査を避ける目的で外国に滞在した場合」に当てはまらないというのが理由だ。今回の決定は、海外の刑務所で服役し、時効を過ぎてから帰国した場合、「捜査を避ける目的とは言い難い」とし、公訴却下の決定をしてきた従来の判例とも一致する。

検察の周辺ではキム容疑者がオプショナルベンチャーズ(旧BBK投資諮問)に対する株価操作や横領の疑い対しても、不起訴処分を受ける可能性が高いと見ている。キム容疑者が「株価操作と横領は、弟がやったことで私とは無関係だ」と否認している上、弟の金敬俊(キム・キョンジュン)受刑者も最近の検察調査で、「姉は責任がない」と、キム容疑者と同じ趣旨で供述したためだ。また、金受刑者が、既に最高裁判所で懲役8年という軽くない刑が確定され、服役中である状況で、あえて姉弟をみな処罰する必要があるかという話も出ている。

一方、韓相律(ハン・サンリュル)元国税庁長の各種不正疑惑を、捜査中のソウル中央地検特別捜査2部(崔允寿部長)は同日、韓元庁長を再度呼んで取り調べを行った。検察は、韓氏に対して、△全君杓(チョン・グンピョ)元国税庁長を相手にした「絵画ロビー」、△国税庁長職維持のためのロビーゴルフ接待、△泰光(テグァン)実業に対する税務調査過程での職権乱用など、いわゆる「3大疑惑」について調べた。

捜査チームは近日、韓氏から07年初めに人事依頼と共に故崔郁卿(チェ・ウクギョン)画伯の「鶴洞村」の絵を受け取った疑い(収賄)が持たれている全氏も被疑者として呼んで取り調べる方針だ。



dawn@donga.com