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政府合同調査団、上海に派遣、「機密流出」全面再調査

政府合同調査団、上海に派遣、「機密流出」全面再調査

Posted March. 10, 2011 09:51,   

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政府は9日、中国・上海の韓国総領事館の機密漏えいスキャンダルと関連し、首相室、法務部、外交通商部が参加する合同調査団を構成し、上海の現地調査を含む全面の再調査を行う考えだ。昨年11月に同事件を認識しながら、単なる痴情事件として片付け、急いで覆い隠そうとしたという批判が起きたことで、一足遅れて出した措置だ。

合同調査団は近く、現地調査チームを上海に派遣し、事件の核心人物である中国人女性、頳新明(33)氏に情報と資料がどのように漏えいしたのか、追加資料はないのかなどを調べる計画だ。上海総領事館の職員を対象に、頳氏と不適切な関係を持った外交官が、H元領事とK元商務官のほかにもいるのかどうかについても確認する予定だ。

大統領府参謀は、「現地調査の結果によって、検察に捜査を依頼したり、監査院の特別監査を要請することもありうる」と述べた。金錫民(キム・ソンミン)首相室事務次長も、「合同調査団が現地調査を行い、これまでお粗末だった部分を再調査する計画だ」と確認した。この過程で、追加漏えいした機密資料の存在が明らかになった場合、外交摩擦など波紋が広がる可能性もある。

首相室公職服務管理官室は同日、金正基(キム・ジョンギ)元上海総領事をソウル鍾路区昌成洞(チョンノク・チャンソンドン)別館の調査室に呼び、2日間調査を行った。金元総領事が持っていた資料が、頳氏に流れた経緯や頳氏との関係について集中的に調査した。また、金元総領事が今回の事件を揉み消そうと、頳氏と痴情関係にあった領事に圧力をかけたのかどうかについても追及した。しかし、金元総領事は、「資料は誰かが密かに漏えいした」という返答を繰り返しているという。

外交部も、政府合同調査とは別途に独自調査を行った。ある当局者は、「外交部職員P氏(48)の品位損傷と機密漏えい疑惑を調べている。金元総領事に対しても、必要であると判断されれば、調査する考えだ」と明らかにした。外交部は、上海総領事館のビザ、旅券発給業務にさらに不正事実があるかどうかを確認するために、法務部に法務部所属H元領事に対する調査結果の提出を要請した。



lightee@donga.com yongari@donga.com