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リビア在留韓国人、1412人のうち3分の2が脱出

リビア在留韓国人、1412人のうち3分の2が脱出

Posted February. 28, 2011 08:49,   

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リビア中部シルテ地域に進出していた韓国企業の勤労者60人が27日、エジプト航空のチャーター機を利用してエジプトのカイロへ脱出した。これでリビア在中の韓国人1412人のうち3分の2がリビアを脱出した。27日午後(当地時間)までリビアに残っている韓国人は436人と把握された。

外交通商部(外交部)は同日、「斗山(トゥサン)重工業の社員ら韓国人勤労者60人と斗山重工業所属の外国人勤労者208人がエジプト航空のチャーター便でシルテ空港を出発して27日午後カイロ空港に到着した」と発表した。

リビアの首都トリポリに進出していたイス建設、韓一(ハンイル)建設、DNIなど韓国企業の社員78人も27日午後、陸路を利用してチュニジアへ移動した。26日にはハンミパースンスと現代(ヒョンデ)エムコ、大宇(デウ)自販の社員31人がトルコ軍の輸送船に乗ってリビアを脱出した。この輸送船は28日午後(韓国時間)トルコ南部のマルマラ港に到着する。

外交部の当局者は、「残留した韓国人の殆どは、進出企業の中核施設を保護するという意思を示した社員だ。彼らに撤退を強く勧めたが、なかなか受け入れようとしない」と話した。このため、外交部は残留した韓国企業の社員に自体的に安全網を作ることを要請した。

国土海洋部(国土部)は26日午後、リビア内の必須スタッフを除いた残りは緊急撤退することを当該建設会社に勧告したと明らかにした。国土部は同日、海外建設協会を通じて当地進出企業に段階別緊急撤退計画を提出することを指示し、27日には15の建設会社の関係者を呼んで第3国勤労者輸送問題を含めた撤退対策を議論した。

外交部は残留した韓国人の撤退を助けるため、エジプト航空に追加的にチャーター便を要請しようとしたが、追加投入は難しくなった。外交部の当局者は、「エジプト当局がリビア内の自国民の撤退もきちんと行われていない状況で韓国にチャーター機を提供したとして、エジプト航空に不満を示したという」と話した。

このため、外交部と国土部は近くの国の快速船をリビアへ送って残りの韓国人を撤退させる案を検討している。リビア駐在韓国人撤退作戦を支援するため、25日急派された青海(チョンヘ)部隊の崔瑩(チェヨン)艦(4500トン級)は来月3日、ベンガージ港に到着して4日、韓国人を乗せてギリシャのクレタ島に発つ計画だ。



zeitung@donga.com redfoot@donga.com