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チャーター機3台投入、韓国人830人が「リビア大脱出」

チャーター機3台投入、韓国人830人が「リビア大脱出」

Posted February. 26, 2011 10:17,   

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リビアの海外同胞198人が25日、エジプト航空のチャーター機でリビアを脱出した。

外交通商部当局者は、「今日午後(以下韓国時間)、260席規模のエジプト航空のチャーター機エアバス330が、リビアのトリポリ空港を出発し、3時間後にエジプト・カイロ空港に到着した」と述べた。外交部は、大韓航空のチャーター機が投入されるという情報を聞いた海外同胞が、ソウルに行くために搭乗を遅らせたため、予想より乗客が少なかったと伝えた。

25日未明、仁川(インチョン)空港を出発した大韓航空ボーイング747(330席規模)は26日未明にトリポリ空港に到着し、330人の海外同胞を乗せた。同機は、イタリア・ローマを経由して、26日午後5時50分頃、韓国に到着する。

エジプト航空の別のチャーター機(330席規模)も25日夜、カイロを出発し、リビア中部のシルテ空港に向かった。シルテでは、斗山(トゥサン)重工業の韓国人職員約60人と外国人労働者約200人が同チャーター機でリビアを離れる。外交部当局者は、「シルテは、西北部トリポリと東北部ベンガジの間にあり、陸路で撤収することが難しいため、チャーター機を投入した」と述べた。

トリポリに滞在していた別の韓国企業の職員76人は25日、陸路を利用してチュニジアに移動した。24日には、イス建設の職員41人が陸路でチュニジアに到着したが、このうちパスポートのない職員1人がリビアとチュニジアの国境で足止めにあっており、入国を推進していると、外交部が明らかにした。

ハンファ建設の職員3人は24日、航空便でトリポリを離れ、アルジェリアに到着し、22日には、双龍(サンヨン)建設の職員3人と斗山重工業の2人が、航空便でそれぞれエジプトとブルガリアに到着した。

ベンガジなど東部地域の海外同胞も、陸路でエジプトに脱出している。24日にはウォン建設の職員53人と大宇(デウ)建設の職員3人が、22日には管理会社のコンガンの職員9人が、それぞれエジプトに到着した。ハンミパーソンズの職員26人を含む海外同胞約50人は、トルコの船舶を利用してベンガジ港を離れ、トルコに向かった。

これでリビアの海外同胞1412人のうち、26日未明までに830人がリビアを脱出したと外交部は把握している。外交部によると、トリポリなどの中西部地域の海外同胞715人と、ベンガジなど東部地域の海外同胞115人が、リビアを離れた。外交部当局者は、「一部の企業で、重要施設を守るために残留している職員がいる。彼らは、高価な施設と装備を守り、様子を見ると話している」と伝えた。



zeitung@donga.com