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「政府支援と道民の熱意に感動!」とまずは高評価も招致合戦本番はこれから

「政府支援と道民の熱意に感動!」とまずは高評価も招致合戦本番はこれから

Posted February. 21, 2011 09:16,   

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江原道平昌(カンウォンド・ピョンチャン)が18年冬季五輪招致に向けた初ボタンをうまくつけた。図面でだけ存在していた競技場はほとんど完工した。政府レベルの全幅的な支援は心強い援護射撃だった。江原道民の熱狂的な応援は冷めることを知らなかった。国際五輪委員会(IOC)評価団は感動を受けたと言った。

しかし、過去の2度の失敗を忘れてはならない。平昌は14年冬季五輪招致戦の時も現地調査では良い評価を受けたが、最後のIOC総会ではロシア・ソーチに逆転を許した。平昌招致委はこれから投票権を持ったIOC委員の心をわしづかみにするため、個別委員に合わせた戦略を駆使する計画だ。

●評価団「政府支援、道民の熱意に感動」

IOC評価団は4日間の現場調査で平昌が18年冬季五輪開催のための準備に徹した都市であることを認めた。コンパクトな競技場施設と便利な交通網計画は高い点数をもらった。

評価団のグニラ・リンドバーグ団長は、調査最終日の19日、「平昌は4年前とは違って、スキージャンプなど競技場を完工するなど、努力が目立った」と好評した。さらに、「韓国政府の冬季五輪招致に向けた全幅的な支援や江原道民の招致への思いにも目を見張るものがあった」と付け加えた。

ギルバート・フェリIOC首席局長は、「韓国は昨年、バンクーバー冬季五輪で14個のメダルを取るほど冬季スポーツ強国に成長した」と言って、平昌が冬季五輪を招致する資格があることを認めた。

●103人の委員のハートを掴め

しかし、油断は禁物だ。平昌の10年、14年冬季五輪招致戦当時江原道知事を務めた金振ソン(キム・ジンソン)平昌招致特任大使は、「現地調査の評価が良いからと言って、IOC委員の票につながるわけではない。緊張の紐を緩めてはならない」と警戒した。朴容晟(パク・ヨンソン)大韓体育会(KOC)会長も平昌の冬季五輪招致に対して「楽観も悲観もできない状況」と慎重な立場を示した。

現在IOC委員は111人。18年冬季五輪招致に名乗りを挙げた3つの都市が所属したIOC委員6人やジャック・ロゲIOC委員長、投票不参加を宣言したデニス・オズワルド・スイスIOC執行委員の8人を除けば、投票に参加する委員は103人だ。平昌は7月6日、南アフリカ共和国のダーバンで開かれるIOC総会1次投票で52票以上を獲得しなければならない。

スポーツスターの支援も重要になった。昨年、バンクーバー冬季五輪フィギュア金メダリストの金妍兒(キム・ヨナ)、06年トリノ大会フリースタイルスキーモーグル銅メダリストのトビー・ドーソン(韓国名キム・スチョル)らの役割が重要だ。「フィギュア女王」として世界的な認知度を持つ金妍兒は、IOC総会とその前に開かれる各種スポーツ国際行事に参加して招致活動を展開する予定だ。



beetlez@donga.com