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上水源保護区域の中にも埋めた、口蹄疫感染家畜 本紙単独取材

上水源保護区域の中にも埋めた、口蹄疫感染家畜 本紙単独取材

Posted February. 15, 2011 08:49,   

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2500万あまりの首都圏住民の飲料水の水源である漢江(ハンガン)の上水源保護区域の中にも口蹄疫感染家畜が埋葬されたことが分かった。このため、埋葬地の浸出水による漢江上水源の2次汚染が懸念されている。

東亜(トンア)日報が11、12日、京畿道南楊州市(キョンギド・ナムヤンジュシ)や江原道春川市(カンウォンド・チュンチョンシ)、同原州市(ウォンジュシ)など政府合同調査団が環境汚染を調べている漢江上流地域にある口蹄疫感染家畜の埋葬地を取材した結果、上水源保護区域に指定された南楊州市和道邑琴南里(ファドウプ・クムナムリ)587−1にも大量の家畜が埋葬されていることを確認した。

環境部と南楊州市によると、この村は北漢江(プッカンガン)上流から流れてくる墨峴川(ムクヒョンチョン)が横断していて、水質の保護が求められる上水源保護区域に含まれている。南楊州市側は、「墨峴川は水質保護にさらに注意を払わなければならない特別管理地域だ」とし、「同地域を流れる水は、漢江本流に合流し、首都圏の住民たちが飲むことになる」と説明した。

しかし、墨峴川の小川から20メートル離れた所に畜舎が設置されている。また、そこからわずか4メートルの所に口蹄疫感染牛が埋葬されていた。この村では、先月20日、口蹄疫が発生して牛60頭を葬った。「首都圏法」によって指定される上水源保護区域は、上水源の確保と水質保護のための上水源保護区域内の畜舎建設を制限している。

環境部の関係者は、「上水源保護区域に畜舎を建てること自体が制限されているが、自治体の管理監督の行き届かなく、畜舎が建てられている」と言い、「今回口蹄疫が発生して大量の埋葬が行われ、飲料水の水源の汚染が憂慮されている」と説明した。

一方、政府は、6ヵ月ごとに牛と豚などへのワクチン接種を続け、口蹄疫を予防することにした。行政安全部の中央災難安全対策本部は14日、「口蹄疫ウィルスが撲滅されるまで、6ヵ月置きにワクチンを接種することで政府方針を変えた」と発表した。政府は、これまで、ワクチン接種を行わないまま、口蹄疫清浄国地位を維持しようと、口蹄疫発生地域の家畜に対する広範な埋葬処分を中心にした対策を進めてきた。



zozo@donga.com argus@donga.com