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李大統領「科学ベルトの選定、白紙から検討し直す」

李大統領「科学ベルトの選定、白紙から検討し直す」

Posted February. 02, 2011 09:11,   

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李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、地域別に誘致争いが激しい科学ビジネスベルト問題について、「国家百年の大計であるだけに、科学者らが集まり、公正に科学者の立場で考えることが望ましい」と強調した。

李大統領は同日午前、大統領府本館で進められた「大統領との対話、2011大韓民国は!」というタイトルの新年の放送座談会で、このように述べた。さらにパネルが「白紙から再スタートしようということなのか」と聞くと、「同じだ。(科学ベルト特別法が発効する4月5日以後立ち上げられる首相傘下の)推進委員会が公正に選定する。それがかえって忠清(チュンチョン)道民に役立つと思う」と付け加えた。

この発言が、科学ベルトの忠清地域誘致公約の白紙化として受け止められると、李大統領は座談会が終わった後、金姫廷(キム・ヒジョン)大統領府報道官を通じ、「公約の白紙化ではない。(選定を)合理的に行うということだ」と説明した。

李大統領は、政界で議論になっている改憲問題については、「17代国会から引き続き研究してきたことが多いので、与野党が膝を突き合わせて話し合えば、それほど複雑なことではない」とし、「(今するのは)立ち遅れではなく、適切だ。来年すれば立ち遅れ感があるが、今年は大丈夫だと思う」と話した。

南北問題について李大統領は、「6ヵ国協議であれ、南北会談であれ、北朝鮮が姿勢を変えてこそ、成果が得られる」とし、「必要ならば南北首脳会談も念頭に入れている」と話した。また、与野党のトップ会談の可能性については、「年明けでもあるから、(孫鶴圭・民主党代表と)一度は顔を合わせるのがいい」と話した。

政界の無償福祉議論について、李大統領は「富裕者への福祉を、普遍的に強化するのは時期尚早であり、国防費を多く使う国として合わない」と指摘した。油類税の引き下げの可能性を聞く質問に対しては、「それも対策に含まれている」と答え、肯定的に検討していることを示唆した。

李大統領は口蹄疫対応問題について、「きちんとした初動対策が行われていないと見ている。初期に、さらに完璧に対応することはできなかったのだろうかと思っている」と遺憾を示した。



yongari@donga.com