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クムミ号抑留海賊に韓国人船員の引き渡しを要求、三湖号拉致海賊の残党

クムミ号抑留海賊に韓国人船員の引き渡しを要求、三湖号拉致海賊の残党

Posted February. 01, 2011 08:52,   

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三湖(サムホ)ジュエリー号を拉致した海賊の残党が、クムミ305号(241トン級)を抑留している海賊に、「韓国人人質を引き渡せば、我々が報復殺害する」という意向を伝えているという。クムミ号は昨年10月、ケニヤの海上で海賊に拉致され、キム・デグン船長(55)、キム・ヨンヒョン機関長(68)ら韓国人船員2人、中国人2人、ケニヤ人39人など、計43人が現在、抑留されている。クムミ号は現在、ソマリア海賊の本拠地ハラデレ港から約3キロ離れた海上に抑留されている。

ケニヤ・モンバサで、東アフリカ航海者支援プログラム(EASA)を運営しているアンドリュー・ムワングラさん(47)は31日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「(韓国軍によって仲間が逮捕された)海賊の残党がクムミ号を抑留している海賊に連絡し、『(抑留中の韓国人の)身柄を引き渡せば、報復の意味で韓国人人質を殺害する』という意思を伝えたという情報を入手した」と話した。ムワングラさんは28日、ケニヤ地元放送局KTNとCITIZENに出演し、同じ趣旨の発言をした経緯があった。モンバサ港で、船舶エージェンシー兼代理店を運営するキム・ジョンギュ社長(59)は放送後、ムワングラさんと会い、追加情報を要請したが、現在までキム船長とキム機関長の安危は確認されていない。特に、キム機関長は、マラリアに感染し、病状が悪いとされている。

ムワングラさんは、「現在、クムミ号とは全く連絡がつかない状態だ。ケニヤ船員の家族も、このニュースを聞き、大きく動揺しているが、ケニヤ政府は何ら措置を取っていない」と話した。しかし、同氏は、「ソマリアの海賊が、協力体制で共助した前例がないため、実際クムミ号の船員らが三湖ジュエリー号の拉致勢力に引き渡されるかは分からない」と話した。

キム社長は、「(ムワングラさんの)情報にどれほど信憑性があるか、まだ確認されていない状況だ。しかし、クムミ号と連絡が途絶え、もう2週間が過ぎている上、韓国政府が措置も取っていないため、不安を感じるしかない状況だ」と話した。



coolup@donga.com