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ソマリア海賊5人、国内で拘束収監

Posted January. 31, 2011 09:11,   

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三湖(サムホ)ジュエリー号を拉致したが、「アデン湾黎明作戦」によって韓国軍に逮捕されたソマリア海賊5人全員が30日拘束された。外国人の海賊を国内に送還して国内法で拘束させたのは大韓民国の建国以後初めてのことだ。

南海(ナムヘ)地方海洋警察庁特別捜査本部は30日、海上強盗、殺人未遂、船舶や海上構造物の対する危害行為の処罰などに関する法律(船舶危害法)、特殊公務執行妨害などの疑いでアプドラ・セルム、アプドラ・アリ、アブカド・イェメン・アリ、アウル・ブラレット、マホメットアライの海賊5人を拘束した。釜山(プサン)地裁のキム・ジュホ令状専担部長判事は、「犯罪事実が明らかで、逃走の恐れがある」として、逮捕令状を発行した。

捜査本部によると、海賊らは今月15日正午12時〜午後1時(韓国時間)頃、インド洋北部のアラビア海で三湖ジュエリー号と船員21人を拉致した後、ソマリア海域へ連れていき、身代金を要求した容疑が持たれている。18日、青海(チョンヘ)部隊による1次救出作戦の時、わが軍に向かって銃を打って、将兵3人に傷を負わせた疑いも持たれている。21日、アデン湾黎明作戦の過程でソク・ヘギュン船長(58)に無差別攻撃を加えて殺害しようとした疑いも持たれている。

海賊らは令状実質審査で容疑を否認した。ソク船長に銃を打った疑いに対しては、「我々ではなく射殺された海賊らが打った」「(同僚の海賊を指して)あの人が打った」と供述した。南海海洋警察庁特別捜査本部で進められた初日の調査でも、海賊行為への加担など単純な容疑だけを認めた。

捜査本部の関係者は、「海賊行為に使われた梯子やスピードボートなどの写真を見せて、『あなたたちが使ったのが間違いないか』と聞いたら、『間違いない』と供述した」と伝えた。この関係者は、「海賊らがおとなしい態度を見せているが、ソク船長に銃傷を負わせた容疑などは強く否認するか、知らん振りを通している」とし、「答弁も前後の辻褄が合わないなど、一貫性に欠いている」と話した。

国内刑法上、海上強盗が銃撃をして傷を負わせると、無期または懲役10年以上の処罰を受ける。もし、銃を打って被害者が死亡すると、死刑または無期懲役に処されることになる。



toto@donga.com takeoff@donga.com