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刑確定の李光宰知事「江原道を守りきれず、申し訳ない」

刑確定の李光宰知事「江原道を守りきれず、申し訳ない」

Posted January. 28, 2011 03:27,   

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「裁判手続や結果は、誠に残念でなりません。江原道(カンウォンド)を守り抜くことができず、誠に申し訳ありません」

李光宰(イ・グァンジェ)江原道知事は27日午後、江原道庁のブリーフィングルームで行われた記者会見で、複雑な表情で、予め用意した原稿を読み上げた。李知事は、「道知事に当選した直後、法廷に出ると主張した朴淵次(バク・ヨンチャ)会長を出頭させたなら、また、朴会長が事実を記録し、法廷に提出するという約束さえ裏切らなかったら、真実は明らかになっただろう」と主張し、「知辞職を失うことではなく、江原道や道民のことを考えれば、心が痛い」と心境を明らかにした。

李知事はまた、「(小さな)音には驚かない獅子のように、激しい風に枝が折れても、ひるまず生きていく太白山(テベクサン)の赤木のように、堂々と毅然とした態度で生きていくつもりだ」とした上で、「江原道民から受けた恩を、一生返していけるよう、努力するつもりだ」と話した。

李知事は記者会見後、最後の室局長団会議に出席し、「揺らぐことなく道民のため、2倍、3倍の努力を傾け、仕事に臨んでほしい」と訴えた。李知事は、道庁本館前に列をなした職員らと、一人一人握手を交わした後、乗用車に乗り、ソウルの自宅に向かった。李知事は、「皆さん、愛しています。江原道も愛します」と最後の挨拶を大声で叫び、職員から拍手を受けたりもした。

李知事の落馬により、民選第5期の江原道政は、荒波にもまれることになった。最高裁判所の裁判結果に神経を尖らしている江原道民は、「心の痛い結果が出たものの、一日も早く、道政を建て直し、落ち着きを取り戻すべきだ」という反応を示した。特に、江原道職員らは同日午後、テレビやインターネットを通じ、裁判の結果を見守り、李知事の有罪ニュースを耳にし、もどかしさを隠さなかった。

一人の幹部公務員は、「李知事だけでなく、江原道民全てにとって不幸な結果が出た」と言い、「懸案の推進に支障が出ないよう、職員みなが力を合わさなければならない」と話した。

しかし、他の公務員は、「破棄差し戻しにより、期限付きの道知事になるよりは、いかなる形であれ、決定が出るほうが、道政のためにも望ましいと考えてきた」と言い、「ベストではないが、悪くはない結果だ」という意見を示した。

李知事は在任期間中、職員らを公館に招き、食事をしたり、飲み屋でいきなり会合を開くなど、公職に新しい風を吹き込んだという評価を受けてきた。また、18年冬季五輪の平昌(ピョンチャン)の活発な招致活動や流動性危機に直面しているアルペンシアリゾートに、中国人投資を誘致したことなどで、厚い評価を受けている。

李知事の落馬により、江原道は姜起敞(カン・ギチャン)行政部知事が2度目の権限を代行する。姜副知事は、民選第5期の発足日である昨年7月1日から、2ヶ月間あまり、権限を代行した。これで、姜副知事は、補欠選挙が行われる4月27日まで、2度目の権限代行を通じ、計155日間、江原道の臨時首長を引き受けることになる。昨年9月2日に職務を開始した李知事の職務遂行期間の147日より長い。

姜副知事は同日、「道民らに捧げる文」を通じ、「18年の平昌冬季五輪の招致準備や雇用創出、民政安定の3大柱に集中しながら、当面の懸案である口蹄疫の防疫や五輪向け現地調査、アルペンシアの流動性管理に支障がないようにする」と明らかにした。しかし、李知事に比べ、事業推進の力は及ばないだろうと心配する声が高い。



imlee@donga.com