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朴時煥最高裁判事、「親盧庇護」はなかった

朴時煥最高裁判事、「親盧庇護」はなかった

Posted January. 28, 2011 03:27,   

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27日、最高裁の判決で道知事職を喪失した李光宰(イ・グァンジェ)江原道(カンウォンド)知事の上告審の結果に注目が集まった理由の一つは、朴時煥(パク・シファン)最高裁判事が主審を務めたためだ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が抜擢した代表的な進歩寄りの最高裁判事が、盧前大統領の最側近だった李知事を断罪したわけだ。

88年、金容迵(キム・ヨンチョル)最高裁長官の留任に反発し、「第2次司法問題」を主導した朴判事は、進歩寄りの裁判官の会「我が法研究会」の初代会長だ。05年に最高裁判事に任命された後は、進歩的性向を表わさず、少数意見を数件出した。このような点のため、27日の上告審判決の前に、「朴判事の性向が李知事の判決に影響を及ぼしかねない」という観測も出ていた。

同日、李知事に有罪確定判決を下した裁判所は、最高裁3部。最高裁には、それぞれ4人の最高裁判事で構成された3つの小部がある。各小部には主審判事がいるが、別の3人の判事と意見が一致しなければ、事件を最高裁判事全員が参加する全員合議体に送ることになっている。そのため、朴判事個人の影響力は制限的にならざるを得ない。

最高裁3部は、朴判事と安大熙(アン・テヒ)、申暎𨩱(シン・ヨンチョル)、車漢成(チャ・ハンソン)判事で構成されている。特に、安判事は、盧武鉉前大統領と司法試験17回の同期であり、03年、検察庁中央捜査部長時代に、不法大統領選挙戦資金捜査を陣頭指揮したのに続き、李知事の有罪確定の判決に関与するという悪縁が続いた。申判事と車判事は、現政権で任命された。

李知事は控訴審で、朴淵次(パク・ヨンチャ)元泰光(テグァン)実業会長を証人に呼んでほしいと何度も要請したが、受け入れられなかったため、「朴元会長の一方的な供述を信じることはできず、朴元会長に対する証人申請を受け入れないのは違法だ」として上告した。

しかし、最高裁3部は、「朴元会長の一貫した供述に信憑性があり、控訴審の裁判所が朴元会長を証人に呼ばなかったことは正当だ」とし、李知事の上告を棄却した。李知事は04〜08年、朴元会長と鄭大根(チョン・テグン)元農協中央会長から、14万ドルと2000万ウォンを受け取った容疑で起訴され、控訴審では、ソウルのロッテホテルで受け取った5万ドルとベトナム・ホーチミン市のテグァンビナ事務所で受け取った2万5000ドルなど、計9万5000ドルが有罪と認定された。



baltika7@donga.com