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米、北朝鮮の軍事脅威に警告

Posted January. 14, 2011 08:27,   

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ゲーツ米国防長官に続き、マレン米統合参謀本部議長も、北朝鮮が開発中の大陸間弾道ミサイル(ICBM)が米国に直接的な脅威になると憂慮した。また、ワシントンのシンクタンクの韓半島専門家らは、米国が北朝鮮にますます脅威を感じていると分析した。

マレン議長は12日、ワシントン外信記者クラブで記者会見を開き、「北朝鮮のICBMの威力と核実験を結びつけて考えると、北東アジア地域だけでなく、米国にも脅威を与える水準に発展するだろう」と述べた。これに先立ち、ゲーツ国防長官が、中国訪問中の11日、北朝鮮が今後5年内に米国本土に到達できるICBMを開発し、米国に直接的な脅威になることを憂慮した。米国の国防首脳部がこのように北朝鮮を憂慮する声を上げるのは、北朝鮮の今後の潜在的な挑発が、国際社会に大きな災いとして広がると見ているためだ。中国の積極的な北朝鮮に対する制裁を求めるための布石とも見える。

マレン議長は、「北朝鮮の権力継承が行われる時期は、挑発が続く可能性がある大変危険な時期だ。哨戒艦『天安(チョンアン)』沈没事件や延坪島(ヨンピョンド)砲撃などの相次ぐ北朝鮮の挑発は、北朝鮮が今とても危険な時期であることを意味し、北朝鮮の権力継承が行われる間、北朝鮮指導者を抑止できるよう国際社会が圧力を加えなければならない」と強調した。

保守寄りのシンクタンク・ヘリテージ研究所のブルース・クリングナー上級研究員は12日、ウォール・ストリート・ジャーナルの寄稿文で、「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記は、今年も挑発行為をするだろう」とし、「特に、ミサイルを実験発射する選択を取る可能性もある」と予想した。また、米ジョージタウン大学のビクター・チャー教授は、戦略国際問題研究所(CSIS)で、米中首脳会談に関する会見で、「米中首脳会談で、北朝鮮問題が重要な問題として提起されるだろう。米国と中国は、北朝鮮問題の対策でより接近するだろう」と見通した。



yhchoi65@donga.com